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VAIO夏モデルの傑作、ソニー「VAIO S 13P」

2012年06月29日 13時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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フルフラット、かつ堅牢なボディを両立

 まずは外観から見てみよう。VAIO Sシリーズ13Pは、カーボンとアルミ、マグネシウムの混合ボディで堅牢性と軽さを両立している。これはVAIO type Z初登場からの“伝統”の流れでもあり、VAIO Sシリーズ13Pでは航空機と同様の素材を採用することで、より高みに至った印象を受けた。

 特に天板部分は、厚さ約6mmという数値からは予想できないほど相当強固で、いろいろ詰まったカバンの中に無造作に突っ込むような状況でも安心できる。もし店頭に展示されていたら、指先で軽くトントンと叩いてみてほしいほどだ。

フルフラットデザインの天板。ヘアライン加工が施されている。VAIOロゴも出っ張っていないため、痛化したいときも安心

 本体サイズは幅約331mm×高さ約22.8mm×奥行約224.6mm。VAIO Zと比較すると、ひと回り大きくなっているが、携行性は高い。ビジネス用のカバンはもちろん、写真撮影用バッグにも収まる大きさだ。筆者愛用の初代VAIO type Zと比べてみると、持ち歩きの感覚はほぼ同じだが、作業性の面では、ひと回り大きいVAIO Sシリーズ13Pのほうが使い勝手がよく、正直、取材用にほしい勢いだ。

本体正面。スイッチ類はなく、無線LANの状況を示す「WIRELESS」とバッテリー、HDDアクセスランプのみ

本体左側面。ヘッドフォン端子とスロットインドライブがある。スロットインドライブは、Blu-ray Discドライブ、BD-ROMドライブ、DVDスーパーマルチドライブから選択可能(個人的には、光学式ドライブは“ナシ”を選択できるとうれしい

本体背面。排気スロットがあるのみ

本体右側面にインターフェースが集中している。左からメモリースティック Duoスロット、SDカードスロット、アナログRGB端子、HDMI端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、有線LAN端子(1000BASE-T)、電源端子。またUSB 2.0端子は、本体の電源OFF時でも出力可能で、スマートフォンなどの充電に活用できる

底面には拡張用コネクターがあるのみ

 しかもVAIO Sシリーズ13Pは、堅牢でありながら重量は実測1.57㎏と軽量。カスタマイズでHDDを選んだ場合は、重量が若干増すことになるが、それでもサイズからすると十分に軽い。重心分布もほぼセンターを射抜いており、片手持ちや両手持ち、膝上に乗せた場合も重量をほとんど意識しないで済む。天板以外を見てみるとフルフラットデザインだが、末端部は、丸みを帯びている。これも堅牢性に一助しており、ヘキサシェルデザインという。持っただけでわかる安心感は、とても気持ちいい。

液晶パネル面は写真の角度が最大

天板を開きやすいようにエッジは「く」の字型になっている。また断面を薄く見せるための処理でもある

評価機は実測で1570gだった

ACアダプターの重量は実測335g。ケーブル長は合計で約2m。アダプターのサイズは、幅約120mm×縦約49mm×奥行約29mm。さらにスリムなタイプもほしいところだ

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