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いま買って後悔しない、ウルトラブックはこれだ 第1回

2012年夏版 ウルトラブック(Ultrabook)の選び方

この夏ウルトラブック購入までに知っておきたい6つのポイント

2012年07月03日 12時00分更新

文● 石井英男

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【夏ウルトラブック選びのポイントその5】
GPU搭載や超軽量、シネスコ比率など、一芸機種も登場

 前述したように第2世代ウルトラブックは、製品バリエーションが増え、尖ったスペックを持つ、一芸機種とでもいうべき製品も登場している。

 その1つが、超軽量モデルだ。ウルトラブックは、特に重量に関する規定はないため、1.0~1.6kg程度の製品が多いなか、NECの第2世代ウルトラブック「LaVie Z」は、新素材のマグネシウムリチウム合金を採用することで、約875gという超軽量ボディを実現していることが魅力だ。

NECの第2世代ウルトラブック「LaVie Z」。新素材の利用で約875gを実現した超軽量ボディが魅力だ

 また、デルの「XPS 14」では、単体GPUのGeForce GT 630Mの搭載が可能であり、CPU内蔵グラフィックス機能では3D描画性能が不足する用途にも対応できる。東芝の「dynabook R542」もユニークだ。同社のdynabook R632は、比較的オーソドックスなウルトラブックだが、dynabook R542は、アスペクト比21:9というシネスコ比率の14.4型液晶を搭載していることが特徴だ。横幅が広いので、ウィンドウを横に並べても作業しやすい。

 第2世代ウルトラブックは、こうした一芸に秀でた機種も登場してきたことで、ユーザーのニーズにあった製品を選べるようになったといえる。

デルの第2世代ウルトラブック「XPS 14」。単体GPUのGeForce GT 630Mの搭載が可能

東芝の第2世代ウルトラブック「dynabook R542」。アスペクト比が21:9というシネスコ比率の14.4型液晶を搭載。解像度は1792×768ドットと超ワイドだ

【夏ウルトラブック選びのポイントその6】
第2世代では国内メーカーも続々参入

 参入メーカーが増えたことも第2世代ウルトラブックの特徴だ。

 第1世代ウルトラブックでは、海外メーカーが中心であり、国内メーカーは様子見の感があったが、第2世代ウルトラブックでは、富士通やNEC、ソニーといった、大手国内メーカーが続々と参入を果たし、第1世代から参入していた東芝やオンキヨーとあわせ、国内のほとんどのメーカーからウルトラブックが発売されることになった。

 国内メーカー製のウルトラブックは、WiMAXを搭載するなど、日本市場にあわせた仕様の製品が多く、付属ユーティリティやユーザーサポートも充実していることが魅力だ。国内メーカーの製品が増えたことで、初心者でも安心して購入できるようになったといえるだろう。

ソニーの第2世代ウルトラブック「VAIO Tシリーズ13」。13.3型液晶を搭載。11.6型液晶を搭載する姉妹機も登場

富士通の第2世代ウルトラブック「LIFEBOOK UH75/H」。14型液晶を搭載し、厚さ15.6mmの超薄型ボディを実現

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