PCを不正なUSB起動からも守る
Secure Boot
セキュリティー機能のデモでは、UEFIを使った「Secure Boot」のデモが披露された。これはUEFIを使い、正しい電子証明書のあるOS以外は起動させないようにするものだ。USBメモリーなどの外部記憶装置を使って別のOSが起動されてしまうと、ストレージの中身が読み取られてしまう可能性がある。また、仮想マシンハイパーバイザーなどを使われてしまうと、システムの任意の場所にアクセスされてしまう可能性がある。だがSecure Bootが設定されたPCならば、USBメモリーなどで起動しようとしても、エラーとなり起動が不可能になる。
Secure BootはWindows 8の機能として作られたが、多くの機能をファームウェアであるUEFIに頼る。UEFIに組み込むモジュールを使って、起動時にOSが正しい証明書を持っていることを確認し、確認できない場合には起動処理を中止する。既存のPCでも使える機能というよりも、今後登場する新しいビジネス向けPC用の機能、と考えるのがよさそうだ。
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特に大きな発表があったわけではないが、具体的なデモや使い方を見ることができた点は大きい。Release Previewをインストールして試すことは可能なのだが、ドライバーなどの問題で、完全にWindows 8が動作する機種は限られているからだ。
Windows 8は完成版であるRTMのリリースも近いという噂も聞く。そもそもRC版であるRelease Previewが出たあとは、重大な障害でもなければ、大きな修正は行なわれないので、β版のConsumer Previewでのフィードバックで、ある程度の完成度に到達した可能性がある。夏は休暇時期でもあるため、出荷開始の正式発表(ラウンチイベント)は9月以降になると思われるが、Windows 8の開発は、終息に近づきつつあるようだ。
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