電撃ASCIIのコーナーで好き勝手に面白いゲームを語り尽くすこのコラム。ASCII.jpでは、ゲーマー向け周辺機器や最近流行りのPCゲーム&コンシューマーゲームを中心にお届けします。今回は、クワガタムシ大好きの編集・太田が、12年の沈黙を破って発売された「Diablo III」をアツく語ります。

著者プロフィール
ASCII.jp- ゲーム・ホビーのコンテンツを担当している太田です。美少女フィギュアやギャルゲーも好きですが、ロボットに乗って血湧き肉躍る対戦をしたり、オオクワガタの飼育に勤しんでいます。このコーナーでは、洋ゲーやコンシューマーゲームのほか、気になったゲーミング周辺機器も紹介していきますよ!
意外に日本人向けだと思うDiablo IIIについてアツく語る
5月15日に米Blizzard Entertainmentから発売された「Diablo III」をプレイされているだろうか。発売日にダウンロード購入し、ASCII.jpで一番やり込んでいた筆者は、6月18日に弊社が主催した「超・気になる“あの”ベストバイ製品で遊ぼう!夏のASCIIフェス2012」内で実施されたステージに登壇し、プレイ動画とともに概要を触れた。が、ちっともDiablo IIIについてアツく語れなかった。正直なところ、まだまだ語りたい部分が多く、消化不良を起こしていた。せっかくなので、“電撃ASCII”の場で筆者がDiablo IIIの魅力について濃く語らせていただこう。
第1作発売からもう15年前
最新作でも最終目標はやっぱりディアブロ討伐
そもそも第1作である「Diablo」が発売されたのは1997年で15年前、前作「Diablo II」ですら発売は2000年で、早いものでもう12年前になる。Diabloの最終目標は、今も昔もディアブロを倒すこと。これは拡張パックを除けばシリーズ通して共通で、シンプルでわかりやすい。
Diabloが発売された当時、筆者は中学生で、6歳離れた兄が購入してきたDiabloにそれはもうハマり込んだものだ。その頃は、今のように常時接続が日常的ではなかった時代で、ADSLも光ファイバーもなく低速なモデムでアナログ接続。23時~8時までの時間に限り通話料金が定額になる「テレホーダイ」サービスを利用してプレイするのが国内ユーザーの主流だった。筆者は我慢できずに定額時間外にオンラインプレイして、あとから高額な電話料金に驚いた親に殴られたものである。
2000年にDiabloIIが発売!
しかしスペック不足でプレイできず……
そして、2000年にDiabloIIが発売され、大喜びでショップに購入に走った。ただ、推奨スペックとしてPentium II-350MHz以上、マルチプレイに必要なHDD容量は1.5GBと、当時としてはそれなりのスペックを要求した。筆者が所持していたPCはVALUESTAR(PC-9821)で、CPUはMMX Pentium-166MHz、HDDも確か2GB程度。明らかにプレイするには性能不足だった。というわけでバイトに精を出して新しいPCを購入し、ようやくDiablo IIをプレイし始めた。それに反比例する形で、学業の成績も右肩下がりになったわけだが、そんな学生は自分だけじゃないはず。それくらいDiabloに世界が熱狂していたのだ。10年以上たって、その続編が発表になったのだから、古参のDiabloゲーマーが沸き立つのも無理のない話。そういうわけだから、ちょっとぐらい仕事を遅らしてプレイしたっていいですよね! ……え!? ダメですか……。
Diabloの面白さはモンスターを倒す爽快感とレアアイテム!
Diabloの面白さは、やはりモンスターをバッタバッタと倒し、レアアイテムを手に入れるハック&スラッシュだ。最近流行りの、目に見える世界すべてを冒険できるオープンワールド型に慣れ親しんだプレイヤーには、「え? これだけしかやることないの?」と思うかも知れない。だが、Diabloにはこれだけで十分なのだ。結局のところ、MMOにしろMOにしろ、強力な装備を入手してフレンドに自慢したり、強い敵にサクサク倒すことを目的とすることには変わりはない。ひたすらに黙々とモンスターやボスを倒してレアアイテムをゲットすることがDiabloというゲームのテーマなのだ。
ソロもいいけどマルチでもプレイすべき
Diablo IIIでは、4人まで一緒にマルチプレイが可能となっている。共闘するプレイヤーが増えるごとに、モンスターの攻撃力や体力が上昇していく仕組みだ。ソロプレイの方がゲームを進めやすいと思う場面もあるが、マルチプレイの場合が良い場面も多々ある。モンスターの攻撃は相応に分散されるし、ユーザーそれぞれにアイテムがドロップするので、自分が装備できないアイテムを交換しあうということも可能だ。

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