Unicodeで採用された絵文字に対応
通知領域もリッチになった
UIにも細かな部分で改善が目立つ。まず、通知領域は大幅に機能が強化。画像を表示させるなど、より大きくリッチな通知を可能にした。またこの通知から、端末上のさまざまな操作に繋げられるようになっており、たとえば不在着信の通知から、直接メールや電話の発信が可能だ。
ウィジェットはホーム画面に置くときにサイズを選ぶだけでなく、置いた後もサイズの変更が可能になる。これはアプリの開発者がウィジェットの最大サイズと最小サイズを設定した場合に限られるが、ウィジェットをどう置くかはパズル的な難しさがあっただけにうれしい改良点である。
さらには、NFCを利用する「Android Beam」では画像や動画といったデータの転送をより簡単にしたほか、データ転送量のマネージメント機能の追加。マルチメディア系では、USBによるオーディオ出力のサポートに加え、HDMI経由でのマルチチャンネルオーディオに対応したことで、本格的なメディアプレーヤーとしての活用も十分可能になった。
アプリ開発者の視点からは、有料アプリを端末ごとに紐付けて暗号化する「App Encryption」、アプリアップデート時に差分だけを配信できる「Smart App Updates」などがある。
いずれも細かな部分の改良が中心で、Android 2.3→Android 4.0にジャンプしたときほどの変化はないが、Android 4.1の登場でAndroidプラットフォームの完成度は確実に高まったと言えるだろう