MacからWindowsの切り替え時間はHDDの半分以下と爆速!
アプリもガンガンガン速!
お金を一切使わずにMacとWindowsをデュアルブートできる起動ディスクのクローンを作れたが、目標はそこじゃないっ! WindowsとMacのシステム切り替えををいかに速くできるか?というのが、今回の野望だ。
じゃあまずはMacBook Proなのに普段使っているWindows7を起動してみよう。デフォルトの起動ドライブはWindowsになっているので、スイッチONするだけだ。
結果は、HDDから起動していたときは52秒かかっていたのに対してSSDに換装すると33秒! 割合にすることコレまでの63%の時間で起動できた。いやー、数秒早くなる程度かと思ってたけど、19秒も早くなってビックリ仰天さ! ストップウォッチを使うまでもなく、早くなったことが分かる。起動が33秒ならならサスペンドを使って無駄にバッテリーを消耗するより、シャットダウンしちゃった方がいいぞ!
次に試したのは、Macの起動状態からWindowsへの切り替えだ。1分1秒を争う印刷所の締め切り直前の作業では、HDDで1分10秒もかかって、MacBook Proを投げつけたくなって筆者の高血圧の一因となっていた。しかしSSD化すると34秒で起動。
これはMacOS上で起動ドライブを変更して「再起動」ボタンをクリックしてからWindowsが起動するまでの時間だが、SSDから電源ONでWindowsを起動する時間と変わらないじゃん! 爆速! っつーか、これぞガンガンガン速だぜっ!
割合で見てみると、HDDの48%の時間でMac→Windowsへの切り替えが可能!
って、半分以下の時間じゃねーかっ!
PLEXTORをオススメしてくれたオブザーバーの藤田氏に聞いてみたところ「でしょ、PLEXTORのM3Proは尋常じゃなく速いって。他のSSDだとそこまで早くなるかはちょっと疑問だねー」と。
スゲーよSSD!スゲーよ!PLEXTOR M3 Pro!
Mac→Winodowsの切り替えは、大小さまざまなファイルの読み書きが行なわれ、Macのログオフ処理とWindowsのログイン処理が一気に行なわれるので、ディスクにとってはベンチマークテストの処理より過酷な状況。その点ファイルの大小や、読み書きにもかかわらず高速で安定した読み書き性能を見せるPLEXTORのM3 Proは、最大のパフォーマンスを見せてくれる。
ちなみにCrystal Disk Markでベンチを取ってみたところ、こんな感じだった。
数値が大きいほど高速ってことを示しているが、HDDとSSDは桁が違う! 加えてSSDの特性を見ると、一般的なSSDは読み込みに比べると書き込みがかなり遅くなる傾向があるが、PLEXTORのM3 Proは読み書きの速度差が少ない。っつーか、512KBの読み書きでは、書き込みの方が197.2MB/sを叩き出しちゃって、読み込みの146.8MB/sよりも速いという……。
驚くのはそれだけじゃない。いくら1分1秒を争う印刷所の締め切りでも、根をつめて仕事しすぎると作業効率が悪くなる。そこで休憩のときに心を癒す、1.8GBの大人のムービーファイル(ハイビジョン映像なので毛穴までクッキリ見えるよ!)をギガビットイーサネット経由でディスクにコピーしたところ、これまた目からウロコの数値が出た。
なんとHDDでは、43秒かかっていた1.8GBのファイルのダウンロードが、SSDにするとたった18秒で完了。時間はHDDの41%という爆速っぷりだ。
実はウチのWindowsノートPCやデスクトップPCのテンポラリー領域にSSDを使っているのだが、ここまで速さを見せつけられちゃうと、
すまん! ちょっと俺、もう2台プレクのM3 Pro買ってくる
なのだ。