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T教授の「戦略的衝動買い」 第198回

贅沢な機能重視ハンドメイドiPadケース「copulo」を衝動買い

2012年06月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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iPadとcopuloの位置決めは取り外せるので自由に可能

 バインダーへのペン収納は2本、iPad操作のためのスタイラスペン1本と紙のノートに対応する筆記具が1本。いずれもペン軸本体ではなく、細い“ペンクリップ”を引っかける形状で出し入れが極めて簡単だ。筆者は、ASUSのPadFone用のスタイラスペンとモンブラン社の太軸万年筆を使用しているが、両方ともまったく問題なく固定できた。

右側のアナログ筆記具のポジションは、上綴じでも横綴じでもいずれのノートにも対応

ペンホルダーはなく、ペンクリップをホールドするタイプが2ヵ所ある

 iPadをcopulo本体に固定している“取り付けユニット”は、copulo本体とは切り離せる設計になっている。iPad本体を薄くて丈夫なプラスチック製の黒いパレットに固定し、パレット背面には革のフラップが取り付けられている。iPadのcopulo本体への固定は、フラップをcopulo本体のスリットに滑りこませ、カメラホールや上下左右の位置合わせを行ない、最終的にiPadパレットの下部にあるベルクロテープでcopuloに確実に固定する。

紙のノートは伝統的な大学ノートタイプからリーガルパッド、リングノートまでA5サイズならほとんどのモノに対応できる。趣味やTPOに合わせてサイズや厚さなどベストな物を選択する楽しみがある

メモパッドの左横に縫い込まれた丸いマグネットの起伏が見える。このマグネットでcopuloのバインダー開閉でiPadの自動電源オン・オフが同期する

リングノート(縦型)を使用した場合の上面からの写真。けっこう複雑な構造で機能重視を実現しているのが分かる

側面から見ると、メモパッド側にiPadがフタのように覆いかぶさっている構造になっているのが分かる。クリップだけで引っかけているように見える太軸のモンブラン万年筆だが、同時にベルトでもホールドされているので脱落防止はほぼ完璧だ

 確実な固定方法により、携帯時間や使用時間とともに起こりえるiPadカメラとcopuloのカメラホールとの位置ズレもなく、copuloを持ち歩く時のバランスや手持ち移動時の確実感を確保している。また、将来、iPadに形状的な外観変更があっても、copulo本体から独立したユニットである“パレットと革製フラップ”の変更、交換でcopulo本体自体は継続的に、次世代iPadでも使用できる可能性も残されている。

iPad本体をホールドしている独立したプラスティックのパレットと、パレットの背面に貼り付けられた革製のフラップの構造。フラップをcopuloのスリットにスライドしながら押し込んで取り付ける

カメラや上下左右の最適位置を見つけたら、パレット下部のベルクロとcopulo本体のベルクロを合わせて位置を固定する

 世界的なデフレで物価が低迷する中、copuloは決して安い買い物ではないが、価格に見合うだけの収入や効果をアップ、拡大する覚悟と行動力で衝動買いするアイテムだ。筆者の使用しているカラーである「ワイン」以外に、ネイビーとキャメルの3色がある。よりオリジナリティーを求めるユーザーには、少し価格は上昇するが、オリジナルカラーの革や、別カラーの縫い糸を自由に選択できるセミオーダーもある。copuloは、高級だが決して“ぜいたく”ではない機能重視型のiPadケースだ。

カラーは、左からネイビー、キャメル、ワインの3色が用意されている

「高級・Not・贅沢」がcopuloのキーワードだ


T教授

今回の衝動買い

アイテム:オーソドキシー「copulo
価格:オーソドキシーにて3万1500円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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