今回の題材は、6月12日に発売された新「MacBook Air」だ。MacBookシリーズは同日、一斉にモデルチェンジした。その注目はディスプレー解像度を高めた新型である「MacBook Pro」に集まっている印象があるが、モバイルの観点で言うならやはりAirだ。
2011年にも小型な11インチモデルをレビューしているが、本年もその後継機である新型モデル(以下2012年モデル)をチェックしていきたい。筆者も2010年モデルのMacBook Air 11インチモデルを使用しているが、この際なので、それともさらに比較してみる。Ivy Bridge世代プラットフォームに生まれ変わった2012年モデルの実力やいかに。
デザインは同じだがインターフェースと電源を変更
MacBook Airはいうまでもなく、現在のモバイルノートのトレンドを作った製品である。そのデザインに、アップルは相当な自信をもっているのだろう。アメリカでは主に天板の形状を中心として、アップルはデザイン特許を申請し、認められている。それだけの自信がある製品であるためか、今回もアップルはMacBook Airのデザインを変更しなかった。見た目だけなら、2010/2011年モデルとほとんど差がわからない。
ただし、今回は外観的にも新しくなった部分がひとつある。それは電源コネクターだ。従来までMacbookでは、接続部分に磁石を使った「MagSafe」というオリジナルのコネクターが長く使われてきたが、今回の新モデルのうち、MacBook AirとRetinaディスプレー搭載の新型MacBook Proでは、薄型筐体向けにサイズを小さくした「MagSafe2」を採用している。そのため、本体の電源コネクター部とACアダプターは、コネクター周りだけ地味に形状が変わっている。
MagSafeとMagSafe2の形状に互換性はないが、「電気的にはなにも変わっていない」とのことなので、アップルから販売されている変換コネクターを使うことで、旧型用のACアダプターも2012年モデルで利用できる。ただ、MagSafeでは奥に飛び出していた電源ケーブルが、MagSafe2では真横に飛び出す形状になったため、ケーブルの取り回しは悪くなった印象が強いし、上下の移動で外れやすくもなっている。MagSafe2の導入は、微妙に感じる部分ではある。

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