消費者からの反応も◎
――――社長のこだわりが詰まりすぎた一品ですが、消費者さんからの反応はいかがなんでしょうか?
【鳥越】 コミュニケーションのきっかけになったというお話をよく聞きます。たとえば、実家のお母さんが見つけて、下宿してる息子さんに送っていたりとか、無骨なパパの夕食に「ザクとうふ」を出したら「これなに!?」って子どもみたいに旦那がはしゃいでくれたという奥さんがいたりとか。あたたかい食卓になったのが、うれしい限りです。
――――もっとも印象に残っている反応は?
【鳥越】 意外においしかったとか、いけるっていう反応が男性からあったことですね。キャラクター商品は見た目はいいけど、中身は……ってなるじゃないですか。そうじゃなくて、美味しいっていうのがうれしかったですね。おとうふ造りは真面目にやってきて、基盤はしっかりありましたから。
――――「ザクとうふ」に出会ってから、豆腐メーカーを気にするようになったんですよ。意外にあるんだなぁと。
【鳥越】 あとですね、お店の担当さんから聞いたんですが……朝9時30分くらいにスーツの男性が豆腐売り場にいるんですよ。それで「ザクとうふ」が配備されると、10個くらいまとめ買いしていく。これもいままでなかった光景でスーパーさんからの反響もいいです。スーパーに行っても「あの豆腐ほしい!」なんてアクション見ないですよ、普通。
それに「ザクとうふ」を梱包した運搬用の段ボールがあるんです。ザクがプリントされたやつなんですが、アレがほしいっていう人も多いみたいですね。スーパーに対する問い合わせに入るんですけど。そこも面白い反応だなと。お渡しできないのが残念なのですが。
――――消費者さんから、このMSを作ってくれっていうのはあるんですか?
【鳥越】 いまのところは未定です。シャア専用ザクやガンダムも意見としてはありますが……お豆腐はやっぱり量産型なので慎重になりますね。今後のことはまだわからないです。
――――では、最後に重度のガンダムファンが多いASCII.jp読者にひとことお願いします。
【鳥越】 こだわりを見つけながら、ニヤニヤしつつ食べてください。カジュアルな方はもちろんですが、重度のガンダムファンにも伝わる魂がこもりまくっています。3機並べて1小隊編成を眺めて楽しんだり、ファンらしい食卓をお願いします。