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林 佑樹の「Amazonで自費出版本を販売するまでの道のり」 第2回

自費出版本制作もいよいよ取材に! 打ち合わせも綿密に

2012年06月27日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 第2回は下記工程表の通りで「取材場所の選定と取材申請」「サークルメンバーとの打ち合わせ」「取材」の3構成でお届けする。このあたりの手順は、普段の仕事と変わりないのだが、どこそこの施設の写真を撮りたいという場合は避けて通れない道だし、文章中心の自費出版物を作りたい場合も取材は必要。なので、そのステップとして紹介する。

 意外に思えるかも知れないが、企業や公的な機関への取材申請はすんなりと通る。その時のご時世やタイミングもあるのだが、大半はちゃんと筋を通して、どういう風に使用するのかといったことがわかれば対応してもらえることが多い。そのために必要になるのが、第1回で作成した企画書だ。

 まずは取材場所の選定。企画書に沿って、適した場所を探すことになる。現在であればインターネットがすこぶる便利なので、検索してよさそうな場所を見つけたら、Google画像検索で関連画像をチェック。それからオフィシャルサイトの連絡先からアプローチといった流れだ。筆者の場合だと、仕事の関係もあり、だいたい広報担当者と名刺交換をしているので、ダイレクトにメールを出すことも多い。

広報担当者への直接連絡が可能なケースは少ない。とりあえず、オフィシャルホームページから問い合わせ先を探そう。写真はASCII.jpのもの

近年の傾向として電話番号の記載が減っているが「問い合わせ先」や「会社概要」からメールアドレスの発見はしやすい。また代表番号があれば、それもメモしておくといい

 といっても、そうじゃないケースもあるので、そのときはやはりオフィシャルにあるメールアドレスから問い合わせることになる。そのときの文面は企業体相手なので、礼節しっかりしたものが望ましい。企画書の添付も同時に行なうが、本文中に概要を記しておくとより効果的だ。また企業によっては反応がないこともあるが、そういう場合はそういうものなのだなぁと、諦めて次に当たったほうがいい。

 というわけで、今回の掲載候補は、高エネルギー加速器研究機構のBelle測定器、東急建設・大深度地下実験施設だ。もう1ヵ所は記事作成時点で未決の状態なので、決まり次第、お知らせする。

本誌でも何度か紹介しているKEKの写真。現在はバージョンアップに伴う分解があちこちで行なわれているため、ウフフな絵が多い

東急建設の大深度地下実験施設。2010年4月末に埋め立てられているが、そういえば公開をまったくしていなかったのを思い出したので、今回掲載することに

工程表。今回は第2回になる

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