6月22日、NECとNECフィールディングは、オフィスの節電対策を支援するサービス「エネパルOffice」および「エネパルPCパック」の強化を発表した。
エネパルOfficeは、オフィスや店舗の分電盤に電力センサーを設置し、空調機器や照明機器、コンセントに接続した機器の消費電力量を見える化するサービス。省エネに向けた約600種類のアドバイスを管理者のPC画面に表示する機能も持つ。
今回の機能強化では、あらかじめ設定した条件により空調機器や照明機器などを制御する機能を搭載。具体的には、30分~45分後の消費電力を予測し、設定した閾値を超える前に、機器の自動オン/オフする。また、設定した温度センサーの閾値を使い、空調機器の温度制御を行なう。これにより、オフィス全体の効果的かつ効率的な節電を実現するとしている。
もう1つのエネパルPCパックは、PCの消費電力量を見える化するとともに、ユーザーの行動パターンを学習してPCの消費電力を自律的に制御するもの。
ICTの省エネと情報セキュリティの両立を目指すユーザーからの要望に応えるため、従来のクラウドサービスでの利用に加え、ユーザーのイントラネット環境での利用が可能な「エネパルPCイントラパック」を新たに提供する。エネパルPCのサーバーを自社内に構築するため、ユーザーのセキュリティポリシーに合わせた多様なシステム提供を実現するという。