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サーバーを初期化し、サービスを再開中

ファーストサーバ、サービス障害でWeb・メールデータが消失

2012年06月22日 15時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月20日、ファーストサーバの一部のサービスで障害が発生し、Webやメールのデータが消失した。対象サービスは、ビズ/ビズ2/エントリービズ/エンタープライズ3/EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド。

 消失したデータは、サーバー上にアップロードされたデータ(FTP、ファイルマネージャ等)、コンフィグレータ設定を含むデータ、メールボックス内のデータなどとなっている。メールデータに関しては障害発生時に受信していないデータは消失しており、障害発生後は受信ができず、送信元にエラーが返るという。原因は「メンテナンス作業において用いる特定の管理プログラムのバグ」と発表されており、管理領域にも損失が認められたという。

サービスの障害に陥っているファーストサーバのサイト

 同社は継続的に復旧作業を進めており、サーバーを初期状態に戻すことで、一部サービスを再開している。6月21日の18時40分の発表では、エンタープライズ3、ビズ2・シリーズ、ビズ・シリーズの再設定と納品が完了。20時20分付けの発表ではEC-CUBEクラウドサーバ、23時をもってエントリービズを含めた対象全サーバーの再設定と納品を完了した旨が発表されている。納品されたサーバーは、ログイン情報が初期化されているという。詳細は同社サイトの復旧手順を参照のこと。

 オプションサービスに関しては、6月22日の11時までにサーバー証明書、バーチャルドメイン、Urchinサービス、簡易バックアップサービスなどの再設定を完了したことが発表されている。6月22日の14時現在、Cloudmark Authority for ASP、サイボウズ Office for ASPなどのオプションサービスの設定が作業中となっている。

 一方、消失データに関しては、復旧作業を進めているが、復旧を保証できる状態にはなく、作業が長期間におよぶ可能性も示唆されている。メールに関しては、サーバー初期状態からメールボックス内のデータを可能な限り復旧しているとのこと。Webデータに関しては、一切復旧していないという。

 復旧状況、再開手順、最新情報は同社サイトにて逐一更新されている。ただ、問い合わせ用のフリーダイヤルに関しては、つながりにくい状態になっている。

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