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買収CA局利用で、大半のブラウザ、モバイルデバイスに対応

トレンドマイクロ、EV証明書も使い放題の認証局サービス

2012年06月19日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月18日、トレンドマイクロはSSLサーバー証明書発行(認証局)事業に参入、「Trend Micro SSL」として6月29日より提供を開始すると発表した。

「Trend Micro SSL」は年間40万円でEV証明書も使い放題。もちろんトレンドマイクロのHTTPSサイトも同社のEV証明書を使っている

 トレンドマイクロは、クラウドや仮想化の普及により企業が運営するサーバーの台数が増加しており、サーバー単位で購入する必要のある従来のSSLサーバー証明書は企業のITコストを圧迫していると分析。サーバー台数が増え続ける現状に適したサービス形態として、1社あたり年間40万円(予定)で証明書を発行数無制限に利用できるサービスを提供する。

シマンテックに買収されたベリサインは認証局事業を業務の中核とするが、トレンドマイクロはセキュリティ事業の要素の1つとしてTrend Micro SSLを始める。戦略的な価格設定もその現われだ

 扱う証明書は、一般的な「組織認証(OV:Organization Validation)」と金融機関などを筆頭によりセキュリティを重視したい企業の導入が進んでいる「EV(Extended Validation)」の2種類。OV証明書発行に必要な企業の存在やドメイン名の所有の確認といった認証業務は、認証プロセスの認証をWebTrustに受け、自社内に設置した認証局組織が担当する。当面のターゲットは同社の既存顧客で、事前に存在情報の確認などを済ませた状態で提案を行なう。そのため、契約から最初の証明書発行までの期間は短く、2枚目以降の発行も数日から1週間で可能な体制を整えるとしている。

「Trend Micro SSL」は、さまざまなサービスを用意する

 なお、トレンドマイクロは、Windowsなど多くのOSやWebブラウザに対応する証明書を発行している米Affirm Trustを買収している。トレンドマイクロの認証局もこのAffirm Trustから認証を受けているため、Trend Micro SSLの証明書も大半のPCやモバイル端末でそのまま利用できる。

Firefoxに登録された証明書。Affirm Trustも事前に登録されている

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