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新モデルに込められた3つのポイント

液晶だけじゃない! MacBook Pro Retinaの魅力をレビュー

2012年06月18日 21時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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Proの「いいところ」はもちろん継承

 そのほか、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルは見るべきところが盛りだくさんだ。マシンの内部も再設計しており、バッテリーを増量。無線でインターネットを見た場合、最大7時間のバッテリー駆動が可能だという。2基ある排気ファンは左右比対称にして、空気の流量を高めつつ、ノイズを減らしている。スピーカーもより深い低域が聴けるようになったとのこと。

 もちろん、従来のMacBook Proでいいところは受け継いでいる。クリック部を統合して広く使えるマルチタッチトラックパッド、暗いところで自動的に光るバックライトキーボード、ディスプレーの上に仕込まれたFaceTimeカメラ、ネジを可能な限り取り払ったアルミのユニボディなど、長年の積み重ねがそこかしこに見て取れる。

バックライトキーボード

 ちなみに、ノート型Macの歴史において、MacBook Airに相当するような革新的なモデルなのに、なぜ「Pro」の名前を冠したのか?とアップル担当者に聞いてみたところ、「市場でMacBook Proのブランドが確立されているため」と答えてくれた。

 まだ対応が進んでないため、使ってるソフトによってはRetinaの威力を感じられないケースもあるが、それでもほかでは得難い「唯一無二」感とワクワクさは非常に魅力的だ。新しモノ好きなら、何はともあれぜひ実機に触れてみてほしい。筆者はとっくに予約済みだ。

主なスペック
製品名 MacBook Pro Retinaディスプレイモデル:2.3GHz MacBook Pro Retinaディスプレイモデル:2.6GHz
直販価格 18万4800円 23万8800円
CPU Core i7 2.3GHz(4コア) Core i7 2.6GHz(4コア)
メモリー 8GB(最大16GB) 1600MHz DDR3L
ディスプレー(最大解像度) 15.4型 Retinaディスプレイ(2880×1800ドット/220ppi、IPS)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)およびNVIDIA GeForce GT 650M(1GB、Kelper)、自動切替機能搭載
ストレージ 256GB フラッシュストレージ 512GB フラッシュストレージ
光学式ドライブ
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n対応)
インターフェース USB 3.0×2、Thunderbolt×2、HDMI×1、FaceTime HDカメラ、Bluetooth 4.0
カードスロット SDXCカードスロット
サウンド機能 ステレオスピーカー、マイクロホン、ライン出力/ヘッドホン
本体サイズ/重量 幅358.9×奥行き247.1×高さ18mm/2.02kg
バッテリー駆動時間 最長7時間(最大30日間のスタンバイ時間)
OS OS X Lion


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