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アルミ素材削り出しの天板などのこだわりデザインが魅力

満を持して投入するIvy世代のウルトラブック「XPS14」

2012年06月26日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●ANZ 提供●デル

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本命ウルトラブック「XPS 14」の実力を試す!!

 さて、前項ではXPS 14の基本仕様を紹介してきたが、気になるのは“実際のところ”だろう。さっそく代表的なベンチマークソフトで、本製品の実力をチェックしてみた。

 まずは基本中の基本「PCMark 7」を実施。総合スコアは「2692」を記録。HDD搭載のモデルとしては、中堅どころのスコアになるが、 低電圧版CPUということを考えれば、健闘している。

PCMark 7の総合スコアは2692で、一般的なノートPCと比べても遜色ないレベル。Ivy Bridge世代のCPUのポテンシャルの高さがうかがえる

 つぎに、CPU性能を計測できる「CINEBENCH」をテストしてみた。結果は2.35ptsとの判定。ハイエンドモデルには及ばないものの、エントリークラスのホームノートPCと同等のパフォーマンスを発揮。新世代CPUの底力を見せつける結果となった。

CINEBENCHのスコアは2.35ptsを記録。計測中も比較的スムーズに描画が進んでいた。モバイルPCとしては、上々のスコアだ。

 続いて、グラフィック性能をチェックできる「モンスターハンター フロンティア オンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」を試してみる。こちらは、予想していた以上に数値の上がりが速い。キャラクターの動きもカクツキは見られず、スクロールもスムーズだ。NVIDIA GeForce GT 630Mが、キッチリと仕事をしている結果だろう。

モンスターハンター フロンティア オンラインベンチマークソフトでは、2871をマーク。プレイできるパフォーマンスを備えている

 最後にバッテリー駆動時間を計測する「BBench」を実施。電源プランでバランスを選択し、液晶の輝度を50パーセントに設定。その状態で動画をループ再生した状態で計測すると……結果は5時間ジャストとなった。動画を再生した状態で5時間駆動するなら、1日程度は十分に利用できるだろう。

デルの「真」ウルトラブックがスゴイ!

 さて、XPS 14について、外観デザイン、基本仕様、ベンチマークと検証してきた。そこで見えてきたのは、ウルトラブックの“スキ”のなさである。メインマシンンとしても利用できるほどのパフォーマンスを発揮しながらも、20ミリ程度のスリムボディでモバイル性に優れる。Ivy Brige世代になり、消費電力もさらに抑えられ、バッテリー駆動時間も伸びた。性能的には申し分ない。

 それに加えて、XPS 13で好評を博した外観デザインである。アルミ素材の天板やラバー加工が施されたパームレストは、手触りが良く、派手さはないものの、高級感を醸し出している。

 一定の性能を維持しつつ、スタイリッシュなデザイン性を採り入れたXPS 14は、デルを代表するラインナップというだけではなく、ウルトラブック全体の方向性を象徴している。Ivy Bridge世代のウルトラブックを待ちかていたユーザーには見逃せない1台だ。

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