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健康美容食品成分、レスベラが5倍の15億円

2012年06月14日 00時48分更新

記事提供:通販通信

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 富士経済は6月13日、健康や美容に良いというコンセプトを持つ健康美容食品国内市場のうち、近年注目されている成分や新たな訴求を行う効能についての調査「注目成分・訴求効能市場 2012」を行い、その結果発表した。

 調査結果によると、レスベラトロールの2011年の需要は、前年比4.8倍の15.5億円となった。レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で、ブドウの果皮や赤ワインなどに含まれる成分。2011年6月放送のテレビ番組で「長寿遺伝子を活性化させて、長寿を促進する」と取り上げられ、レスベラトロール配合H・Bフーズ市場が急拡大した。2012年はテレビ番組の”特需”が薄れ、同74.2%増の27億円が見込まれる。

 ミックスポリフェノールは、前年に新規参入したエーザイが広告宣伝活動を行ったことや、ポーラが新規参入したことで同4.7倍の14億円に拡大。参入各社が女性向けのアンチエイジング商品としての需要開拓を強化しており、2012年の市場は同42.9%増の20億円が見込まれる。

 ラクトフェリンは、同16.8%増の104.5億円。2012年の市場は同18.7%増の124億円が見込まれる。

 調査方法は、富士経済専門調査員による調査対象企業および関連企業・団体等へのヒアリング調査と各種公表データの補足、調査期間は3月~4月。

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