「Facebook」を本格統合―過去最高レベルの親和性
「200以上に及ぶ新機能を搭載した」(フォーストール氏)というiOS 6だが、次のトピックは「Facebook」統合だ。すでにMountain Lionの項でも出ていたように、OSレベルでのFacebookサポートが進んでいる。アカウント情報をOSレベルで管理してしまうことで、サービスにアクセスするたびにログインが発生しないよう「シングルサインオン」が有効になり、使い勝手が上昇する。
標準アプリやOS動作のさまざまな部分において、TwitterやFacebookへの投稿が可能になっており、App StoreやiTunes StoreといったストアでもFacebookのフレンド機能を有効活用するなど、「過去最高レベルの親和性」(フォーストール氏)を実現している。
着実に強化される基本機能「電話」
このほか、通信機能も強化される。「電話」機能においては、忙しいときや通話できない場所で「その場で短文メッセージを返信(SMS)」「あとでリマインダーを表示させる」といった対応が可能なメニューが用意された。就寝時間など設定した時間内のみ着信を拒否できる機能「Do Not Disturb」も登場し、痒いところに手が届く基本機能が充実したといえる。Do Not Disturbは、設定した時間内でも一部の者のみ着信を受け付けることも可能だ。
ビデオチャットアプリ「FaceTime」が3Gネットワーク対応
ビデオチャットアプリ「FaceTime」は、従来のWi-Fi経由だけでなく「3Gネットワーク」経由でのビデオ通話もサポートし、利用できる場面が増えた。着信先デバイスを変更する機能もあり、運用の柔軟性が向上している。