このページの本文へ

富士見iPhoneクラブ 第28回

iPhoneアプリ「Bike Baron」が鬼ゲーすぎて逆に燃える

2012年06月13日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(編集担当:じまP)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

富士見iPhoneクラブのメンバーが、自分がお気に入りのiPhoneアプリを紹介する本連載。ゆるふわ&腹黒なメンバーが、毎回役立つ(?)アプリをピックアップしていくぞ。

Bike Baron App
価格85円 作者Mountain Sheep
バージョン2.1 ファイル容量29.2 MB
カテゴリーゲーム ユーザーの評価(4.5)
対応デバイスiPad Wi-Fi+3G / iPhone 3GS / iPad 2 Wi-Fi / iPod touch (4th Gen) / iPhone 4 / iPad Wi-Fi / iPod touch (3rd Gen) / iPad 2 Wi-Fi+3G 対応OSiOS 4.0以降

基本はシンプルなバイクゲーなのだが……

アクロバティックにゴールを目指す「Bike Baron」

 iPhoneのゲームアプリのいいところは、移動中の空き時間や、家でごろごろしている時などに、すぐに起動して手軽に遊べるところだ。しかし中には、それだけでは物足りない、ゲームに挑戦しているという思いを満たしたい……という熱いゲーマー心を持った人もいるはず。

 そこで、何となくの暇つぶしにも、じっくりと遊びつくすのにも向いているゲームアプリをご紹介しよう。その名も「Bike Baron」。バイクを巧みに操ってゴールに向かう、アクロバティック・モトクロスゲームだ。

 操作は「GO」ボタンでアクセル、「STOP」ボタンでブレーキとバックを指示する。左右のキーで体重移動ができるので、それによってバイクの体勢を制御する。基本的にはスタートからゴールまで向かうだけなのだが、そこは文字通り山あり谷ありの多彩なコースが待ち受けている。

体重移動とアクセル/ブレーキをたくみに使い分けてゴールを目指す。最初のうちはアクセルを踏んでいるだけでクリアできるが、後半はかなり慎重な操作が必要になってくる。物理シミュレーションに基づく派手なクラッシュも必見だが、そのうち嫌というほど見るようになるはず……

 ステージは「Easy」「Medium」「Hard」に難易度が分かれており、それら全てを遊びつくすだけでもなかなかのもの。さらにその上には激ムズな「Extreme」も存在し、幾多の難コースを制覇してきたツワモノの前に立ちはだかる。そんな難攻不落のコースに挑むプレイヤーを助けてくれるのが、途中にあるチェックポイント(給油スタンドのようなオブジェクト)。ここを通過していれば、途中でクラッシュしても何度でも再開が可能だ。

ゲームは後半、0.1ミリ単位で生死が分かれる鬼と化す

 コースごとにノルマも設定されているのもポイントだ。ゴールまでにバイクを何回転させる、道中にあるコインやカボチャなどのオブジェクトを獲得したり破壊したりする、レコードタイムを更新する……などのノルマを達成すると、コースクリア後の評価に影響が出る。高評価の場合には“星”をゲットすることができ、これを使って新しいコースが遊べるようになるという仕組みだ。また、コースを自作できるモードもそなえており、ダウンロードすることで他のユーザーが作ったコースを遊ぶこともできる。

触れると爆発するドラム缶に触れないようにする、板を倒して橋を架けるように道を作る、一定時間乗っていると割れてしまう氷の上を進むなど、コースごとに気をつけるポイントは様々。コース上のコインを全て獲得したり、「カボチャ」を全部破壊するとボーナス査定がもらえるステージも

コースをエディットするモードもあるので、友人同士でプレイし合うのも熱い。公式サイトのパスコードを入力して、他のユーザーが作ったコースを遊ぶこともできる

 横視点からのグラフィックとサウンド、物理シミュレートされたバイクの動きなどは非常に高レベルで、この手のアプリの中では群を抜いた仕上がりになっている。爽快なバイクアクションが堪能できる……のも魅力なのだが、このゲームの真の姿は後半から。たった一つのジャンプのために小刻みな体重移動が求められたり、思わぬところにコインが隠されているなど、非情な難易度の鬼畜ゲーと化す。

 前半とはうってかわって、難解なパズルゲームに挑む時のようなひらめきとトライ・アンド・エラーが求められるのだ。その分、やり込み要素は十分。我こそはゲーマー、と胸を張って自称できる方にもぜひオススメしたい。


このアプリをオススメする覆面:じまPさん

iPhoneのアクションアプリは数あれど、ただコースを進んでいくだけでも面白さがあり、なおかつ極めようとするとかなり骨太……という「やりごたえ」があるという点で特筆すべき一本です。特に後半の難易度は、鬼畜な難易度ほどついついクリアしたくなってしまうという、昔ながらのゲーマーにも勧められるものになっています。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中