アプリで毎日をもっと楽しく!! ライフスタイル編
Nike+ Training
ここ数年で、運動のためにスマートフォンを活用する例がずいぶん増えてきた。そのきっかけを作ったのが、2006年に発表されたアップルの「Nike + iPod」だろう(関連記事)。
専用のシューズにセンサーを取り付けてiPodでランニングすれば、距離やスピードを記録してくれる。しかも音楽を聴きながら走れるし、記録をネットサービス(Nike+)に投稿してみんなと競えるのでモチベーションも維持できるという一石二鳥なセットだ。目まぐるしく新製品が登場するIT業界において、5年以上に渡って売られ続けてきたのが人気の証拠といえるだろう。
そのNike+の新作として、今年2月に「Nike+ Basketball」と「Nike+ Training」を発表した(ニュースリリース)。今回はトレーニング用の「Nike+ Training」を見せてもらった。専用のシューズは7月、アプリは6月下旬から7月上旬に配信予定で、いずれも価格は未定。
ポイントとしてはNike+ Trainingのアプリで、プロアスリートが教えるトレーニングのドリルパックが購入できるということ。プロにコツを教えてもらい、その結果をネットに投稿して知り合いと競える。これで運動のモチベーションが続かなかったら、あきらめるしかない!?
技術的に見ると、Bluetooth 4.0で採用された「Bluetooth low energy」という超低消費電力の通信方式を使っているのがポイント。時間は明かされなかったが、普通のBluetoothで通信するよりセンサー側のバッテリーが長持ちするということだ。Bluetooth low energyはBluetooth 4.0対応の機器としか通信できないため、現状ではiPhone 4Sや新しいiPadしか対応していないが、このあたりは、毎年秋に発表しているiOS搭載端末でサポートしていくのだろう。
TourWrist
TourWristは、パノラマ写真に特化した写真共有サービスだ。地図を拡大して、各地に立てられたピンをタップすると、ユーザーが投稿した写真が現れる。iPhone/iPad/iPod touchを持って向きを変えると、端末が内蔵するジャイロセンサーが検知してパノラマの表示部分が変化する仕組みだ。タッチ操作にも切り替えられるので、端末を動かせないときでも安心。
もちろんパノラマ写真の投稿にも対応している。画面の指示に従って、写真の端を重ねながら撮っていくことでパノラマ写真を合成してくれる。現在は英語のみだが、この6月には日本語化される予定だ。夏休みで行く場所をながめるのも一興。日本のパノラマ写真はそこまで多くないので、旅行に言った際にはどんどん撮って投稿してみよう。
miil
最後は日本発の食べ物写真共有サービス「miil」だ。昨年10月リリースのアプリなので、すでに使っている人も多いかもしれない。国民性なのか、日本人は出先のお店でおいしい食べ物に出会ったら写真を撮って共有する人が多い。miilは、その気持ちにピンポイントで応えてくれるアプリだ。
SNS的にコメントのやり取りを楽しむほか、現在地や指定した場所の周囲で投稿されたお店を検索できるので、ちょっとしたレストランガイドとしても使える。この夏、観光地などを巡った際にはぜひとも活用したい。