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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第46回

スマホでは影が薄いキャリア公式サービス 実際は使える?

2012年06月11日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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auスマートパスの世界がさらに広がる
iPhoneや既存サービスも強化

 auは月390円で500本以上のアプリをインストールできる「auスマートパス」を軸にサービスを展開している。

サブスクリプション型だが、追加料金で新作も
「ビデオパス」(月590円)

 新作以外であれば映画やアニメ、テレビのドラマなどが見放題。ただし新作や話題作については個別に有料レンタルとなっている。それでもauスマートパスの会員はそれらの中から数作品が無料となるのでお得だろう。

 さらにビデオパスのマルチデバイス化されており、テレビへの出力のほか、PCやタブレット(7月下旬予定)にも対応する。au IDでログインする以外はまったく手間なしで気軽に視聴可能。とくに見放題の作品はレンタルと違って時間も気にせず見られるので安心だ。

月590円で旧作は見放題。しかも1契約でスマホやタブレット、パソコンなどマルチデバイスなのも注目だ

 従来からあるサービスも強化が進んでいる

スマホでも呼出音を音楽にカスタマイズ
「待ちうた」(月105円+1曲あたり月31~210円)

 ケータイ時代から提供されているサービスで、相手が電話をかけてきたときの呼出音を音楽に変更してくれるもの。ランダムで変えることも可能だ。

 この待ちうたが、Androidスマートフォンだけでなく、iPhoneとWindows Phoneでも提供された。App Storeのアプリと違って、auポータルからauサービスリストを選択。待ちうた設定メニューがあるので、au IDを使ってサービスを申込み(翌日から使用可能)、曲を購入・登録する。正直ここが少々手間である。登録できる曲数は最大20曲。グループ分けして特定の人には特別な音楽を流す、といった設定も可能だ。無料のお試し版もある。

自分宛の呼出音をカスタマイズできる「待ちうた」。iPhoneにも対応した

全国52曲のFMラジオ局を聴取可能
「LISMO WAVE」(無料、auスマートパス会員の場合)

 全国52のFMラジオ局の番組をパケット経由で聴くことができる。従来から提供されているサービスだが、アプリの起動からチャンネル再生までの待ち時間を約50%短縮、チャンネル変更時は同じく約60%短縮。確実に使い勝手が増している。radikoと違って、全国のラジオ局が聞ける上に、想像以上に楽しいサービスなので試してみてほしい。ザッピング機能も追加されたほか、バッファー設定の拡充で番組の途切れも感じにくくなっている。

 通常は月315円(52の放送局が聴取可能。単局での購入も可能で1局105円)だが、auスマートパスの会員であれば無料。さらに通常月315円の「Musicclips」(音楽映像が流れる3つのチャンネル)もやはり無料だ。

全国のFMラジオ局を聴ける「LISMO WAVE」。バッファーの設定が強化され、よりスムーズになった

ソフトバンクも動画サービスを夏以降強化

 今回は紹介できなかったが、ソフトバンクモバイルのiPhoneでも同様に待ちうたサービスが提供を開始。夏以降に「スポーツLIFE」の野球/Jリーグ/海外サッカー/格闘技の各コースに加入することで、動画が見放題になる。いずれも月350円。また従来から提供されている「ムービーLIFE」が強化され、Gyaoとの連携で5万4000本の動画が見放題となる。料金は月490円(iPhoneは月500円)。こちらも夏以降の開始だ。


スマホ向けのキャリア提供サービスが充実してきた
設定も少しずつ手軽な方向へ進化

 すでに各キャリアとも、大きくスマホシフトを進めているが、、ここにきてケータイでおなじみのキャリア提供のサービスがスマホ、しかもOSに関係なく対応するようになってきた。

 iBodymoやLISMO WAVEは確実に以前よりも使いやすくなったのを感じられるし、メディアプレイヤーはアップデートするだけで音質を強化できるのだからうれしい強化といえる。このあたりはスマホならではの良さを感じられる。

 キャリア提供サービスになるとGoogleアカウントやApple IDではなくキャリアのIDが必要になり、設定もOSとは別にあったりと少々面倒に感じられる部分もあるが、IDでログインするだけのケースも増えており「キャリアのサービスって面倒そう」と思っている人、また以前に使ってイライラした、という人はその進化を確認してみてはどうだろうか。


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