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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第46回

スマホでは影が薄いキャリア公式サービス 実際は使える?

2012年06月11日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ドコモは便利&ケータイで人気のサービスが
スマートフォンにもキタ!

 ドコモの新サービスは数が豊富なうえ、従来から提供されているサービスも強化してきている。まずは新サービスから。

テキストを英語、中国語、韓国語に翻訳
「メール翻訳コンシェル」(無料)

 日本語を外国語に自動翻訳してメールやTwitterなどで送信できる。特に便利なのは翻訳結果を再翻訳したものが表示される点。翻訳の過程で意味を取り違えていないか確認できるので安心だ。

 今回試した再翻訳の内容を見ると、なんとか意味は通じそうというレベル。手直しができる人なら便利なのではないだろうか。現在は英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語に対応している。送信だけでなく、受信時の翻訳にも対応しているので海外からのメッセージもある程度内容が分かる仕組みだ。

 利用したい人は「dメニュー」のドコモサービスの一覧からインストールするといい。

一度翻訳した内容を再翻訳していくれるので、突拍子もない翻訳をしたときに気付きやすい。現在は英/中/韓の3ヵ国語に対応

お金を取るだけあって、使いやすさも◎
「iBodymo」(月157.5円)

 ケータイでも提供されている健康・ダイエットサポートのサービスがスマホにも対応した。このサービスの特長は細かい活動の記録がしやすい点。食事のカロリーを調べるときは豊富なレシピから選択でき、検索で探すことも可能。スポーツだけでなく、日々の生活での動作(掃除や洗濯など)も記録できる。歩数計機能も搭載されている。

 ケータイで使っていた時と比べ、画面が広くメニューが見やすいので、ケータイ以上に使いやすい印象だ。これもdメニューのドコモサービスの一覧からインストールするといいだろう。

食事のカロリーやウォーキングによる運動などをまとめて管理できる

使える音楽再生ソフト 無料なのに音質改善
「メディアプレイヤー」(無料)

 ドコモのスマートフォンにはメーカーが用意した音楽プレーヤーとは別に、「メディアプレイヤー」という音楽・動画の再生ソフトがインストールされている。このアプリをバージョンアップすると、オーディオエフェクトでAudyssey社の技術を利用した「ラウドネスコントロール」を設定できるようになった。これは小さな音で聴いていても低音部やステレオ感の広がりを体感できるという。小さな音では音楽をしっかり楽しめないと感じていた人は試してみるとよさそうだ。

 アプリ自体にはバージョンアップのメニューが無いため、dメニューのドコモサービスの一覧で一度探してインストール画面でアップデートすればいい。

基本的にはシンプルなメディアプレーヤーだが、無料と考えると○

 また、従来から提供されているサービスとしては以下のサービスの強化が目立った。

紙の書店も取り込んで本格化した電子書籍サービス
「honto」(無料)

 ドコモと大日本印刷が共同出資しているトゥ・ディファクト提供のサービス。本連載でも過去に紹介したが(関連記事)、内容が大きくリニューアルされた。

 元々予定していたリアル書店との連携が始まり、書店のイベントがニュースとして表示されるなど、サイン会の情報が集めやすい。また、オンライン書店の「bk1」との統合(オンライン書店のbk1がhontoと名称変更)で電子書籍だけでなく、紙の書籍とどちらを購入するかを選べるようになった。

リアル書店との連携が可能になり、サイン会情報なども表示される

 さらにはポイントサービスがリアル書店でも利用できるようになった。当初は都内の一部店舗だけだが6月下旬にはポイントカードも発行するとのこと。電子書籍はともかく書店で共通のポイントサービスが使えるようになるのは貴重だろう。なお紙書籍と電子書籍は買い物かごが分けてあり、支払いも別々にする必要がある。さらなる使い勝手の向上に期待したい。またサービスの利用開始時には旧バージョンからの引継ぎなどの設定があるため、多少手間がかかるが、一度ログインしてしまえば旧バージョンよりも使いやすいはずだ。

電子書籍を買うか、紙の書籍を買うかを選べるようになった。ただカートはまだ別々

 さらにまだ始まっていない新サービス・強化されたサービスとして以下のものがある。

●しゃべってコンシェルの強化(無料)
クラウドを活用し、幅広い質問に回答。6月開始予定。

●フォトコレクション(無料)
保存容量5GBの写真・動画用ストレージ。EvernoteやEye-Fiなどとの連携が可能。8月開始予定。

●dマーケットのマルチデバイス化(無料)
docomo IDで複数のスマホ・タブレット間でコンテンツ共有。8月開始予定。

●dマーケットの拡充
月420円で、約500作品計1万話が見放題の「アニメストア」新設。MUSICストアに定額サービス(ストリーミング)の「MUSICストア セレクション」(月315円)導入。ともに7月開始予定。

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