さまざまなインスパイア系(?)製品を世に送り出していることでも有名なイオシスより、iPad似なオリジナルAndroidタブレットの新モデル「ioPad6L」が発売された。販売しているのはイオシス アキバ中央通店をはじめとするイオシス各店で、価格は1万8500円と“けっこう”安い。
今度のモデルは名実ともにiPadと同じ9.7型液晶(1024×768ドット)を採用し、その再現度の高さは目を見張るものがある。ただし、似ているのは外見だけで(それだけですでに問題ではあるが)、中身はれっきとしたAndroid 4.0.3を搭載するタブレットだ。
本体サイズは幅189.8×奥行き242.9×高さ9mmで、ちょうど初代iPadを薄くしたくらいの大きさだ。スペックはCPUがCoretex-A8ベースの「Rk2918 1GHz」、メインメモリーはDDR3 1GHzで、8GBのストレージ用メモリーを搭載。いわゆる“中華タブレット”としては一般的なレベルだ。しかし、その本懐は2万円を切る価格で“iPad的な何か”を買えるという、いわばネタ的な部分にあるとも言える。
店頭で実際に操作したところ、動作はスムーズでなかなか好印象。画面表示もキレイなもので、ショップスタッフいわく「高精細なIPS液晶を採用している」とのこと。店頭のPOPやウェブ表記ではTFT液晶としか記載されていないが、ウェブサイト上の製品紹介動画では同社CEOの中本氏よりIPS液晶を採用している旨が解説されている。
そのほか、IEEE802.11 b/g/nの各種無線LANへ対応し、最大32GBまでのmicroSDカードをサポートする。重量は約675gだ。色々と謎の多い製品かもしれないが、その前のめりな遊び心は評価したいところ。“iPad的な何か”で遊んでみたい人や、あえてiPadと並べて使ってみたいという猛者は、まず動作チェックに店頭に足を運んでみてはいかがだろうか。