このページの本文へ

買い替えにも、1台目のマシンとしても最適

「Inspiron 14z」がノートPCの新スタンダードになる5つの理由

2012年06月19日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●神田 喜和 提供●デル

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Ivy Brigde搭載で性能も十分

CPUには、第3世代Core iファミリーを採用。いわゆるIvy Bridge世代のCPUで、前世代の「Sandy Bridge」で32nmだったプロセスルールが22nmへ微細化したことで、パフォーマンスは向上しつつ、消費電力を低下させることに成功した。また、内蔵GPUが強化され、DirectX 11にも対応。動画編集や3Dゲームなども身近になるほどのパワーを発揮してくれる。

 さっそく、試用機でベンチマークテストを実施する。まずは、PCの総合的なパフォーマンスを計測してくれる「PCMark 7」でチェックするとスコアは3637を記録。これはSandy Bridge世代にデスクトップPC向けに提供されていたCPUのスコアに近い数値。Ivy Bridge世代CPUのパフォーマンスの高さがうかがわれる。なお、今回試用したマシンのCPUは、Core i7-3517Uだったが、購入時にはBTOにより、Core i5-3317UまたはCore i3-2367Mを選択することも可能だ。

モバイルノートとしても使えるボディには、Ivy Bridgeのおかげで動画編集すらもこなしてしまうパワーを内蔵することができた

各種ベンチマークテストの検証結果
ツール 検証結果
PCMark 7 スコア3637
PCMark Vantage スコア6559
TMPGEnc Video
Mastering Works 5 ※1
19分17秒

※1 MPEG-2TS形式(1440×1080ドット)の動画をiPad向けのMP4形式(320×240ドット)に変換

Ultrabookだから、長時間駆動が可能!

 前述のとおり、プロセスルールの微細化により、CPUの低消費電力化が実現しており、それによりバッテリー駆動の長時間化も図られている。デルの公式発表の数値は最大7時間31分となっているが、編集部では独自に駆動時間をチェック。PCのバッテリー駆動時間を調べるためのツール「BBench」を用いて、試用機のバッテリー駆動時間を計測してみた。

 電源オプションからバランス設定を選択し、液晶ディスプレーの輝度を50パーセント、スリープを無効に設定し、音量50パーセントで動画をループ再生。また、BBenchでは、ウェブ巡回をさせる設定にチェックをして、バッテリー駆動時間を計測する。結果は約4時間37分となった。DVDで映画を1本観るくらいは十分に可能な時間が確保されている。机の上を離れ、気軽に家庭内でPCを持ち歩き、必要な場所でウェブの閲覧などができるのは、素直にうれしい。

 なお、今回のテストでは、フル稼働を維持した状況で計測しているので5時間程度となっているが、実際に利用する場合、1日程度なら十分に利用できるだろう。

仕事の合間にDVD試聴なんてのも、DVDドライブを搭載したマシンなら可能だ。バッテリ駆動時間の長さにより、映画一本くらいは余裕で堪能できる

バッテリー駆動時間の検証
ツール名 カタログ値 実測値
BBench 約7時間31分 約4時間37分

USB3.0やHDMI端子など連携も楽しい!

 インターフェース類は、USB 3.0端子が2基、ヘッドフォン、マイクのコンボ端子を装備。USB 3.0端子2基のうち1基はOSを起動していない状態でも給電できるPowerShare仕様なので、スマートフォンなどを充電するのに便利だ。また、HDMI出力端子を搭載しているので、テレビとの連携も可能。メモリーカードスロットは、SDメモリーカード、メモリースティックなどに対応しており、ワイヤレス通信機能は、IEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0を備えている。

テレビとケーブル一本で手軽に接続できるHDMI端子により、写真やDVDの映画を大画面で楽しむといったことも

ノートPCなのでストレージ容量が不安になるかもしれないが、高い転送速度を持つUSB3.0端子を2基搭載しているので、外付けHDDへのアクセスも高速に行える

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン