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4G時代のモバイル通信回線選び 第1回

LTEやWiMAXは速い! 最新高速モバイル通信を完全チェック

2012年06月12日 18時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、ASCII.jp編集部

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データ量での制限が無いWiMAXを展開する
UQコミュニケーションズ

 自宅用のメイン回線としても導入例が多くなってきたWiMAX。工事不要・配線不要・通信量による制限無し、ということで人気が高い。WiMAX機能を内蔵しているノートPCも増えてきた。

 通信速度は端末のスペックによっても多少異なるが、下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbps。数値上では最新のサービスにかなわない部分もあるが、実測では十分に対抗できる。

 そんなUQ WiMAXの最大の武器はエリアと価格のシンプルさ。1年契約が前提の「UQ Flat 年間パスポート」で月3880円とわかりやすい。カバーエリアは広く、全国主要都市人口カバー率99%をうたっている。もっとも地方や室内、地下街などではどうしてもやや弱いのも確か。UQ WiMAXや同社のネットワークを利用したMVNO各社のルーターは、WiMAXのみをサポートするものが中心なので、利用シーンを意識して選択した方がいいだろう。

都市部を中心に展開している。また主要道路沿いも強いため、レジャー先によっては繋げっぱなしも可能だ

 さらに、24時間単位で利用権を購入する「UQ 1 Day」(1日600円)や、2段階定額制の「UQ Step」(月380~4980円)など、用途に応じた選び方ができる点もポイントが高い。

UQ WiMAXの料金イメージ。※UQコミュニケーションズのホームページより

 また注目すべきは、UQ WiMAXのサービスをWiMAX搭載ノートPCで利用している場合、国際ローミングの「WORLD WiMAX」にも対応する点(「UQ 1 Day」でもOK!)。特にアメリカでは別途料金は不要だ。韓国でも1日3000ウォン(=約230円)。対応国はアメリカと韓国のみで、利用できる都市も限定的だが、両国に海外出張が多いユーザーは検討してみる価値がある。

超コンパクト&長持ちルーターで、そのデザインから女性受けがよさそうな「URoad-SS10」。UQオンラインショップでは「UQ Flat 年間パスポート」に加入のケースで4800円

「URoad-SS10」の主要スペック
メーカー シンセイコーポレーション
サイズ 幅約90mm×高さ約63mm×厚さ約11.8mm
重量 約86g
WiMAX 下り最大40Mbps 上り最大15.4Mbps
無線LAN IEEE802.11b/g/n
同時接続台数 10台
連続通信時間 約9時間
連続待機時間 約250時間
カラバリ ブラック/ホワイト/レッド

「AtermWM3600R」(NECアクセステクニカ製)は、公衆無線LANとの自動切替や自宅用のルーターとして機能も備えたすごいヤツ。幅約95mm×高さ約70mm×厚さ約12.8mm、重量約110gでカバンに押し込みやすい。バッテリー駆動は最大10時間で、休止状態から約15秒で起動する機能も備える。UQオンラインショップでは「UQ Flat 年間パスポート」に加入で4800円

この「AtermWM3450RN」(NECアクセステクニカ製)は有線LANポートを2つも備えているので、家で使うのにうってつけ。幅約89mm×高さ約100mm×厚さ約28.5mm、重量約130gなので、もちろん持ち運びもラクチン。UQオンラインショップでは「UQ Flat 年間パスポート」に加入で2800円

au版と機能は同じの「Wi-Fi WALKER DATA08W」(ファーウェイ製)。WiMAX+3Gに対応しているが、料金プランについてもau版とほぼ同等で実質月4935円となる

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