データ量での制限が無いWiMAXを展開する
UQコミュニケーションズ
自宅用のメイン回線としても導入例が多くなってきたWiMAX。工事不要・配線不要・通信量による制限無し、ということで人気が高い。WiMAX機能を内蔵しているノートPCも増えてきた。
通信速度は端末のスペックによっても多少異なるが、下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbps。数値上では最新のサービスにかなわない部分もあるが、実測では十分に対抗できる。
そんなUQ WiMAXの最大の武器はエリアと価格のシンプルさ。1年契約が前提の「UQ Flat 年間パスポート」で月3880円とわかりやすい。カバーエリアは広く、全国主要都市人口カバー率99%をうたっている。もっとも地方や室内、地下街などではどうしてもやや弱いのも確か。UQ WiMAXや同社のネットワークを利用したMVNO各社のルーターは、WiMAXのみをサポートするものが中心なので、利用シーンを意識して選択した方がいいだろう。
さらに、24時間単位で利用権を購入する「UQ 1 Day」(1日600円)や、2段階定額制の「UQ Step」(月380~4980円)など、用途に応じた選び方ができる点もポイントが高い。
また注目すべきは、UQ WiMAXのサービスをWiMAX搭載ノートPCで利用している場合、国際ローミングの「WORLD WiMAX」にも対応する点(「UQ 1 Day」でもOK!)。特にアメリカでは別途料金は不要だ。韓国でも1日3000ウォン(=約230円)。対応国はアメリカと韓国のみで、利用できる都市も限定的だが、両国に海外出張が多いユーザーは検討してみる価値がある。
「URoad-SS10」の主要スペック | |
---|---|
メーカー | シンセイコーポレーション |
サイズ | 幅約90mm×高さ約63mm×厚さ約11.8mm |
重量 | 約86g |
WiMAX | 下り最大40Mbps 上り最大15.4Mbps |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
同時接続台数 | 10台 |
連続通信時間 | 約9時間 |
連続待機時間 | 約250時間 |
カラバリ | ブラック/ホワイト/レッド |
この連載の記事
-
第3回
デジタル
最新のモバイルルーターが激突! 都内+αで速度テスト! -
第2回
デジタル
格安で高速! 主要キャリア以外で選ぶモバイル通信 -
デジタル
4G時代のモバイル通信回線選び - この連載の一覧へ