イー・モバイルは
月3880円のEMOBILE LTEで攻める
モバイルブロードバンドの先駆けとも言えるイー・モバイルも、今年3月にLTEサービス「EMOBILE LTE」をスタートした。3G系の技術による「EMOBILE G4」も併存しているが、EMOBILE LTEでも、LTEのエリア外では自動的にEMOBILE G4のネットワークに接続するうえ、戦略的な料金を設定しているので今回はEMOBILE LTEのみを紹介する。
料金体系は、2年契約が前提の「LTEフラット」(にねん+アシスト1600)で、月3880円とわかりやすい。また、EMOBILE G4用の定額制プラン群よりも安く設定されているため、今から契約するならEMOBILE LTEがオトクだ。かくいう筆者も先日、D25HWからGL01Pに機種変更した。
通信速度では、LTEは下り最大75Mbps/上り最大25Mbps。ただし、この数値は同社が持っている計15MHz幅の周波数のうち、10MHz幅をLTEに割り当てている基地局での速度であるため、EMOBILE G4のユーザーが多い都市部(15MHz幅のうち、10MHz幅を3G系に割り当てている基地局)では、下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbpsのエリアが中心になっていると思われる。
LTEの現状のサービスエリアは東名阪主要都市で99%。ちなみに東名阪主要都市は、東京23区、千葉市、さいたま市、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市を指している。イー・モバイルのサイト上でサービスエリアを確認してみると、EMOBILE G4を含めると、地方であっても市街部は対応しているケースが多い。
なお、通信量による制限は、24時間の通信量が300万パケット(366MB)以上の場合、21時~2時までの時間に通信速度制御が行なわれるとされている。また、1ヵ月単位の通信量については、2014年5月以降に月10GBを超えるケースにおいて、当月末までの通信速度を制御する……と少し先の話になっている。
イー・モバイルの主力端末
大容量バッテリーの「Pocket WiFi LTE(GL01P)」
「GL01P」の主要スペック | |
---|---|
メーカー | ファーウェイ |
サイズ | 幅約62mm×高さ約113mm×厚さ約13.5mm |
重量 | 約140g |
LTE | 下り最大75Mbps 上り最大25Mbps |
3G | 下り最大42Mbps 上り最大7.2Mbps |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
バッテリー容量 | 3000mAh |
同時接続台数 | 10台 |
連続通信時間 (LTE/3G) |
約9時間/9時間 |
連続待機時間 | 約250時間(無線LANオフ時) |
カラバリ | ブラック |
ついに登場した最速下り110Mbps対応ルーター
「Pocket WiFi LTE(GL04P)」
「Pocket WiFi LTE(GL04P)」の主要スペック | |
---|---|
メーカー | ファーウェイ |
サイズ | 幅約66mm×高さ約102mm×厚さ約14.5mm |
重量 | 約140g |
LTE | 下り最大75Mbps 上り最大25Mbps |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
バッテリー容量 | 3000mAh |
同時接続台数 | 10台 |
連続通信時間 | 約9時間 |
カラバリ | ブラック |
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