このページの本文へ

COMPUTEX TAIPEI 2012レポート特集 第17回

大量写真で見る、COMPUTEXで見た日本未発表のUltrabook

2012年06月08日 02時08分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本未発売が残念!
サムスンのUltrabookはかなり薄い

 日本市場には投入されていないため「知る人ぞ知る」的な存在だが、サムスン電子のUltrabookは、上質なデザインを備えた高級感あふれる製品がラインナップされている。サムスンはCOMPUTEXに自社ブースを出展し、開発中の製品も含む多くのノートパソコンを披露していた。

 インテルの講演でも披露された「Series 5 Ultra Convertible」は、タッチパネル搭載のディスプレー部分が本体裏側まで360度回転するという、特殊なヒンジ機構を備えたUltrabookである。斜めに開いてフォトスタンド風(サムスンはテントと呼称)に設置したり、ピュアタブレット風の使い方も可能だ。ボディーもかなり薄く見えるようにデザインされている。

「Series 5 Ultra Convertible」。一見すると普通のUltrabookだが……

特殊な2重ヒンジでこのように大きく開く

ディスプレー部分は360度まで開き、このように逆V字形にして立てて使うことも可能

180度開いた状態の側面。ヒンジ近くが膨らみ、キーボード手前に向かって細く絞ったデザインは、サムスンのUltrabookで共通のデザインコンセプトとなっている

Series 5には、一般的なヒンジ構造を持つタッチ対応Ultrabook「Series 5 Ultra Touch」もラインナップされている。重さは1.68kgからとやや重め

 サムスンのUltrabookでは、「Series 9 15”」と呼ばれる製品も注目だ。名前にあるように15インチ級のディスプレーを搭載するUltrabookだが、厚みはなんと14.9mm、重さも1.65kgと、薄型軽量化を特異とする日本メーカー顔負けの薄さと軽さを誇る。画面解像度も1600×900ドットと広めだ。

「Series 9 15”」は、15インチ級ながら1.65kgという軽さを誇るUltrabook

USBポートのサイズからも、本体部分の薄さがわかる

 どちらも日本で販売されていないのが残念だ。Windows 8に合わせて日本投入……なんてことを期待したい。

インテルブースで見かけたThinkPadのWindows 8タブレット

ThinkPadのロゴマークが付いたWindows 8の動作するタブレット

 レノボはCOMPUTEXに出展していないのだが、インテルブースにはThinkPadのロゴマークが付いた、10インチ級のタブレットが出展されていた。既存のThinkPad Tabletは、Androidが動作するTegra 2搭載タブレットだが、こちらはインテルCPUを搭載する新製品だ。

肩に輝く「ThinkPad」マーク。右側面にはボリューム操作用のボタンなどが並ぶ

左側面には、電源コネクター兼用のmini USBポートがあるとのこと

下側にはドック用のドッキングコネクターと、mini HDMI出力端子を装備

 展示されていたのはあくまで試作機で、ディスプレー下部のWindowsマークのボタンも機能しないそうだが、レノボがx86系列でもWindows 8の投入を予定しているのが明らかになっただけでも注目だろう。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン