メモリモジュールやSSD、最近では水冷クーラーのメーカーとしても著名なCorsair。COMPUTEX TAIPEI 2012ではGrand Hyatt Taipei個室でのプライベートショーとなっていたが、内容は非常に濃くボリューム満点だった。
新登場のコントローラーを採用するSSD
取り急ぎ新型SSDとメモリモジュールの新製品を紹介しておこう。まずはSSD。COMPUTEX TAIPEI開幕に合わせるように発表された「Neutron GTX」シリーズと「Neutron」シリーズのデモが行われていた。特徴は今までコンシューマ向けにはなかったまったくの新型コントローラーを採用する点。エンタープライズ向けに供給を行っていたというLink_A_Media Devices製(以下:LAMD)「LM87800」を搭載している。
特に上位モデル「Neutron GTX」シリーズはシーケンシャル読込555MB/sec、書込500MB/sec、ランダム読込/書込90000IOPSを実現。薄型7mm厚デザインで、Ultrabookなど幅広いノートPCにも搭載可能だ。発売は最上位の480GBモデルを除く2モデル(120GB/240GB)が7月頃とのこと。価格は「現在の相場とそれほどかけ離れたものにははならないが、メモリとSSDにはMSRPが存在しない(笑)」(日本カントリーマネージャー園部氏)ということで不明。いずれにせよ、非常に気になるSSDの新モデルというのは間違いない。
DDR3-3000動作のメモリーモジュール
同社取り扱いのメモリモジュールでも最上位に位置するDOMINATORシリーズ。その新モデル「Dominator Platinum」の展示とデモが行なわれていた。注目したいのはDDR3-3000で動作している個体があった点。「発売については年内を目途に開発を進めている」とのことだが、オーバークロッカーにとっては注目のモデルだ。
なお、現行でも最速となるDDR3-2666(PC3-21300)対応モデルもラインナップされており、こちらは近日、日本でも発売が開始される予定だ。
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