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しおりや本棚をクラウドで同期できる

新機能の追加で「BookLive!」のデジタル・ドクショがさらに快適に

2012年06月29日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「再ダウンロード無制限 & 3台まで利用OK」だから使いやすい!

 まずはBookLive!の基本情報をまとめてみた。サービス提供元のBookLiveは凸版印刷のグループ企業で、出版社とのつながりも深く、電子書籍作成のノウハウも持っている。6月頭における>BookLive!の蔵書点数は、約6万タイトル(約8万2000冊)。ジャンルも一般書籍、マンガ、雑誌、写真集と幅広く取り扱っている。雑誌など定期購読可能なコンテンツもある。

 対応端末も、Windowsパソコン、Androidスマートフォン/タブレット、iPhone/iPad/iPod touch、Windows Phoneなど幅広い。基本はウェブブラウザー上で購入して、専用アプリで閲覧するという流れだ。ちなみに東芝の電子書籍リーダー「BookPlace」では、公式ストアにBookLive!ベースの「BookPlaceストア」を採用している。

マンガでいえば「進撃の巨人」や「宇宙兄弟」などの新作も続々と追加。聞いたことがある話題作をおさえるといった用途でも役立つ

 購入方法は、クレジットカード、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済、NTTドコモのコンテンツ決済サービス、WebMoney(ウェブマネー)、ビットキャッシュが使える。はじめにポイントを購入しておく、支払方法もある。今回はクレジットカードが事前に登録されていたので、「購入」ボタンを押し、支払方法を選んで、「確認」をタップするだけで購入が完了した。あとは書籍本体をダウンロードすればすぐに読める。

検索結果の画面。ここで「キープ」を押すと……

キープリストに追加される。気になった本はとにかくキープすべし

支払い方法は独自のポイントかクレジットカード

本棚から削除した書籍は、メニューの「本棚を選択」→「保管」の画面から復帰できる。再ダウンロードはもちろん無料

 一番の特徴は、クラウド型をうたっている点。購入履歴がウェブに残るので、一度買った書籍はいつでも再ダウンロードが可能だ。ほかのサービスでは、電子書籍の再ダウンロード期限を設けているものもあるが、BookLive!ならストアから書籍が削除されない限りは、無期限で再入手できるのがうれしい。

 閲覧には3台までの端末が使えるので、家では画面の広いタブレット、出先では持ち運びやすいスマートフォンといった使い分けが可能だ。端末を買い替えた際は、使わない端末の登録を解消して、新機種を追加すればいいので、頻繁に新商品をゲットしているガジェット好きでも安心。

 実際にAndroid端末(HTC J)で使ってみた。まず書籍購入までのステップが短くて非常に買いやすいと感じた。翌日には届くからいいか……と、Amazon.co.jpのお急ぎ便を使っていた筆者だが、この気軽さを覚えたあとはちょっと後戻りできないかもしれない。今まで電車の移動中はネットで暇つぶしをしていたが、途中、電波が入りにくかったりしてデータがなかなか表示されずにイライラすることも多かった。BookLive!なら、いったんダウンロードすれば端末にデータが残るので、そうしたことに気をもむこともない。

 書籍点数も充実しており、検索すると面白そうなタイトルが引っかかってくる。内容や目次などを知りたければ「立ち読み」すればいい。本屋にふらっと入る感覚で、電車の待ち時間などに書籍あさりができるわけだ。特にXiやWiMAXなど、高速なデータ通信に対応したスマートフォンのユーザーなら、出先でも快適にダウンロードできるだろう。ソフト&ハードの進化で、電子書籍における読書体験は大きく変わろうとしている。

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