アルミ素材を利用した金属質な質感がイイ!
Inspiron 14zの魅力は、モバイル性やユーザビリティだけではない。リーズナブルな価格帯ながら、アルミ素材を利用したスタイリッシュなボディも本製品の特徴だ。緩やかな丸みを帯びたボディラインに加えて、天板やパームレストなどにはアルミ素材を利用。ヘアライン加工が施されており、メタリックな質感が小粋だ。ラバー加工が施された底面のしっとりとした手触りなど、とても実売7万円前後のモデルとは思えない出来栄えである。
なお、試用したレッドモデルだが、本製品の基本カラーはシルバーモデル。現在、購入できるのはシルバーモデルのみで、レッドモデルは、順次展開していく予定だ。
ウルトラブックの軽快さを継承
まずは、基本性能をチェックしていこう。今回試用したマシンでは、CPUにCore i7-3517Uを搭載。なお、同社はBTOで購入時に仕様を選択できるが、もちろん本製品もカスタマイズが可能。CPUでは、Core i7-3517U、Core i5-3317U、Core i3-2367Mを用意。メモリーでは、4GB、6GB、8GBのメニューを用意しているほか、ストレージはHDD 500GB、SSD 128GB、SSD 256GBの3種類から選択できる。試用したマシンでは、メモリーが8GB、ストレージはHDD 500GBだった。
なお、ストレージは「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」にも対応。mSATAの32GB SSDをキャッシュ用に搭載しており、起動はもちろん稼働中の動作も軽快だ。毎分7200回転のHDDを搭載した場合と比べて、約30%起動時間を短縮できるという。HDDの大容量と高速起動を両立している。
※インテル スマート・レスポンス・テクノロジーはストレージにHDD500GBを選択した場合のみ対応
スリムボディを実現することで、重量も従来までのモデルとは、一線を画した軽さを実現しているのも本製品の特徴。気になる重量は、約1.87kgだ。従来の14型ワイドのスタンダードが2kg台が主流だったことを考えると、同クラスのノートとしては抜群に軽量だ。しかも、軽量になりながら、バッテリー駆動時間は最大約7時間を確保している。
ウルトラブックでも光学式ドライブを搭載!
ウルトラブックのスリムさを実現しながらも、21mmのボディにDVDドライブを装備していることが本製品の大きな特徴。家庭やオフィスなどではメインマシンとして利用しつつ、イザというときには、本製品をそのまま外出先へ持って行ける。
インターフェース類はUSB 3.0端子が2基、ヘッドフォン、マイクのコンボ端子を装備。USB 3.0端子2基のうち1基は、OSを起動していない状態でも給電できるPowerShare仕様となっており、スマートフォンなどを充電するのに便利だ。また、SDメモリーカード、メモリースティックなどに対応した3-in-1 メディアカードリーダーを搭載。ワイヤレス通信機能は、IEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0に対応している。