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わずか21mmの激薄ボディに全部入り!

メインストリームの予感!光学ドライブ内蔵のウルトラブック「Inspiron 14z」

2012年06月12日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●神田 喜和 提供●デル

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アルミ素材を利用した金属質な質感がイイ!

 Inspiron 14zの魅力は、モバイル性やユーザビリティだけではない。リーズナブルな価格帯ながら、アルミ素材を利用したスタイリッシュなボディも本製品の特徴だ。緩やかな丸みを帯びたボディラインに加えて、天板やパームレストなどにはアルミ素材を利用。ヘアライン加工が施されており、メタリックな質感が小粋だ。ラバー加工が施された底面のしっとりとした手触りなど、とても実売7万円前後のモデルとは思えない出来栄えである。

天板は一面ヘアライン加工が施されている。深みのある落ち着いたレッドの色合いが美しい

キーボード面にもヘアライン加工が施されている。メタリックな質感で、サラサラとした手触りが心地よい

底面はラバー素材を使用。天板やキーボード面だけではなく、底面までしっかりとケアされており、エントリーモデルとは思えないこだわりぶりだ

 なお、試用したレッドモデルだが、本製品の基本カラーはシルバーモデル。現在、購入できるのはシルバーモデルのみで、レッドモデルは、順次展開していく予定だ。

現在、発売されているのはシルバーモデル。天板はガンメタリック調の色合いで、重厚な雰囲気を醸し出している

ウルトラブックの軽快さを継承

 まずは、基本性能をチェックしていこう。今回試用したマシンでは、CPUにCore i7-3517Uを搭載。なお、同社はBTOで購入時に仕様を選択できるが、もちろん本製品もカスタマイズが可能。CPUでは、Core i7-3517U、Core i5-3317U、Core i3-2367Mを用意。メモリーでは、4GB、6GB、8GBのメニューを用意しているほか、ストレージはHDD 500GB、SSD 128GB、SSD 256GBの3種類から選択できる。試用したマシンでは、メモリーが8GB、ストレージはHDD 500GBだった。

底面パネルを外すと、メモリースロットが現れる。ほかのウルトラブックと異なり、メモリーの増設も手軽にできる

 なお、ストレージは「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」にも対応。mSATAの32GB SSDをキャッシュ用に搭載しており、起動はもちろん稼働中の動作も軽快だ。毎分7200回転のHDDを搭載した場合と比べて、約30%起動時間を短縮できるという。HDDの大容量と高速起動を両立している。
※インテル スマート・レスポンス・テクノロジーはストレージにHDD500GBを選択した場合のみ対応

 スリムボディを実現することで、重量も従来までのモデルとは、一線を画した軽さを実現しているのも本製品の特徴。気になる重量は、約1.87kgだ。従来の14型ワイドのスタンダードが2kg台が主流だったことを考えると、同クラスのノートとしては抜群に軽量だ。しかも、軽量になりながら、バッテリー駆動時間は最大約7時間を確保している。

ウルトラブックでも光学式ドライブを搭載!

 ウルトラブックのスリムさを実現しながらも、21mmのボディにDVDドライブを装備していることが本製品の大きな特徴。家庭やオフィスなどではメインマシンとして利用しつつ、イザというときには、本製品をそのまま外出先へ持って行ける。

トレータイプの光学ドライブを内蔵。市販のアプリケーションのインストールにも困ることはない

 インターフェース類はUSB 3.0端子が2基、ヘッドフォン、マイクのコンボ端子を装備。USB 3.0端子2基のうち1基は、OSを起動していない状態でも給電できるPowerShare仕様となっており、スマートフォンなどを充電するのに便利だ。また、SDメモリーカード、メモリースティックなどに対応した3-in-1 メディアカードリーダーを搭載。ワイヤレス通信機能は、IEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0に対応している。

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