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T教授の「戦略的衝動買い」 第194回

バランスが大切だ、「nano腕時計」のワイヤレス化にチャレンジ

2012年05月31日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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BT無線対応のイヤホンの方は充電が必要

 BT無線対応のイヤホンは、いずれも駆動用バッテリーを搭載していること。バッテリーの大きさ(容量)によって、充電時間や駆動時間が決まること。必ず使用前に外部からの充電が必要なこと。nano腕時計に取り付けたBT無線ユニットとイヤホンをペアリング(無線による連結)することなどが必要だ。

電池のサイズなどが微妙に違うが、ボリューム調整ボタンや、電源ボタンの配置など、大まかな構造的なところは似通っている

 AIRSTYLEは、付属の専用ケーブルで充電を行ない、LBT-HP06の方は、一般的なmicroUSBケーブルで充電する。いずれのイヤホンも充電池を内蔵している関係で、昨今流行の平均的なバランスド・アーマチュア型のイヤホンより大きな印象だ。イヤホンの脱落防止もあり、イヤーパッドは耳に最適化されたものを選んで使いたい。

プラネックスのBTイヤホンは、付属の専用ケーブルでUSB充電を行なう

ロジテックのBTイヤホンは、付属のマイクロUSBケーブルで充電する

いずれのBTイヤホン(左の2個)も駆動バッテリーを搭載しているため、イヤホンの中では大きな部類に入るソニーの4ユニット搭載バランスド・アーマチュア型イヤホンと同じか多少大きい

 KOKKIAのi10sは、nanoのDockコネクターに装着すると、すぐに青色のLEDを点滅させ、ペアリングすべき相手のイヤホンを探し始める。そのタイミングで、イヤホンのパワースイッチを長押しすることで、パスコードなどを入力できない環境のnano腕時計でもペアリングを完結できる極めて簡単な仕組みになっている。

KOKKIA i10sをnanoに挿入すると、青いLEDを点滅させながら自動的にペアリングするイヤホンを探し始める

続いてイヤホン側のパワースイッチを長押しするだけで、KOKKIA i10sとペアリングは自動的に可能だ

 実際の音質をトップグレードのサウンド・クオリティーを狙ったモバイルオーディオのベストな組み合わせと比べるのは多少酷だが、音楽を意識することなく、常に身にまとって、フリースタイルで楽しむことを目的とするなら、「nano腕時計」+「KOKKIA i10s」 +「BT対応イヤホン」 は、極めてスタイリッシュで、価格性能比の優れたコンビネーションと言えるだろう。何よりそのスタイルは、多くの人の注目を集めることだけは確実だ。

nano腕時計とBT無線イヤホンの組み合わせは、極めて都会的でスマート・モバイル・オーディオのイメージだ

モバイル・オーディオも音のこだわりを求めれば、どこまででも行ってしまいそうだ。TPOに合わせたマルチスタイルを実現することも楽しいモバイル・オーディオの在り方なのかもしれない


T教授

今回の衝動買い

アイテム:「KOKKIA i10s Bluetooth Stereo Transmitter」(5039円)、「Logitec LBT-AVHP06BK」(5393円)、「PLANEX BT-07AHS-RD」(2980円)
購入場所:それぞれAmazonにて購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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