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充実したBTOメニューで自作PC派も納得

ハイエンド構成に対応する高性能デスクトップPC「Endeavor Pro5300」

2012年06月04日 11時00分更新

文● 竹内 亮介、写真●篠原孝志(パシャ)

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筐体には使い勝手を高める仕組みが満載!

 まずは、筐体の機構に注目したい。もっとも特徴的な機構は、本体前面の中央に組み込まれたストレージ用のベイ。「Endeavor」と書かれたフックを手前側に引っ張ると、4基分の増設スロットが表れる。3.5インチHDDユニットに専用のケースを装着することで、手軽にストレージの増設や換装をできる仕組みだ。筐体を開けることなく、ストレージのメンテナンスできるのは、じつに魅力的。実用性に優れた機構で、同社の製品開発に対するこだわりが感じられる。

手前側にストレージ増設用スロットが引き出せる仕組みになっている。アダプターを利用することで、2.5インチのHDDやSSDにも対応できる

 一方、筐体内部のメンテナンスがツールレスで簡単にできるのも本製品の秀逸なポイントだ。背面のレバーを上にずらすと左側面パネルが外せるようになり、筐体内部にアクセスできる。5インチベイや3.5インチオープンベイには青いプラスチックの固定具があるが、これはドライブ類をネジ止めなしで固定する為の仕組み。また、拡張カードブラケットにも同じような青い留め具があり、手前から奥側にパチンと音がするまでレバーを倒すだけで拡張カードをがっちりと固定できる仕組みだ。
(※AMD Radeon HD 7970の場合は、ボード形状が適合しないため、ツールフリーでの固定はできません)

 幅が広くて高性能なクーラーを搭載するビデオカードは、かなり重量がある。しかしEndeavor Pro5300ではビデオカードを支える金属製の板を用意しており、ぐらつかずしっかりと固定できていた。また、細かいところだが天板の手前と背面部分に、キャリングハンドルが装備してあり、設置時など移動するときに楽なのも見逃せない。

内部の様子。電源ケーブルやSerial ATAケーブルは結束バンドでしっかりとまとめられており、ケース内部はすっきりしている

ビデオカードなど重さのある拡張ボードをしっかりと支える金属板

ケースファンは最近では珍しい38mm厚タイプ。風量があるので冷却性能は高い

 なお、初期状態で多数の電源ケーブルやSerial ATAケーブルが接続されているが、それらのケーブルは結束バンドやフックなどを使ってきれいに整理されており、内部がすっきりと整理されていることにも好感を覚える。

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