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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2012第1回

知ったかできるパーツ基礎知識【CPU/マザー/メモリー編】

2012年05月28日 12時00分更新

文● 山県

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セカンドPCに最適なFusion APU「AMD A」シリーズ

 AMDにおける2011年の重大ニュースとして忘れてはならないのが、デスクトップ向けとしては初のCPU/GPU統合プロセッサー(APU)となる「AMD A」シリーズの登場だ。デスクトップ向けのミドルレンジ帯をカバーしつつ、GPUコアには4基のRadeon Coreと1基のSpecial Function Radeon Coreを搭載した「Sumo」コアを採用している。

コアの倍率固定が解除されたFusion APU「AMD A」シリーズの最上位モデル「A8-3870K」

 A8シリーズで採用されるGPUコア「Radeon HD 6550D」を筆頭に、ローエンドビデオカード顔負けのGPU性能を叩き出す。ハイエンドのゲームをバリバリやるほどではないが、ネットゲームや3Dゲーム等の比較的軽いゲームなら楽々こなせる。安価かつ高性能な2ndマシンを組みたいなら非常におすすめのプラットフォームといえる。

AMD Aシリーズのスペック表
モデルナンバー A8-3870K A8-3850 A8-3800 A6-3670K A6-3650
開発コードネーム Llano
プロセスルール 32nm SOI
コア数 4 4 4 4 4
動作クロック 3.0GHz 2.9GHz 2.4GHz 2.7GHz 2.6GHz
TurboCore時クロック 非対応 非対応 2.7GHz 非対応 非対応
倍率ロックフリー 対応 非対応 非対応 対応 非対応
L2キャッシュ 1MB×4 1MB×4 1MB×4 1MB×4 1MB×4
TDP 100W 100W 65W 100W 100W
内蔵グラフィックス機能 Radeon HD 6550D Radeon HD 6550D Radeon HD 6550D Radeon HD 6530D Radeon HD 6530D
モデルナンバー A6-3600 A6-3500 A4-3400 A4-3300  
開発コードネーム Llano  
プロセスルール 32nm SOI  
コア数 4 4 2 2  
動作クロック 2.1GHz 2.1GHz 2.7GHz 2.5GHz  
TurboCore時クロック 2.4GHz 2.4GHz 非対応 非対応  
倍率ロックフリー 非対応 非対応 非対応 非対応  
L2キャッシュ 1MB×4 1MB×3 1MB 1MB  
TDP 65W 65W 65W 65W  
内蔵グラフィックス機能 Radeon HD 6530D Radeon HD 6530D Radeon HD 6410D Radeon HD 6410D  

2種類展開中のマザーボードも
上位モデル決め打ちでOK

 AMDのCPU/GPU統合プロセッサー「Fusion APU」では、CPUコア、GPUコア、ノースブリッジの3つの機能が統合されている。そのため、チップセットには主にサウスブリッジの機能を持つ「Fusion Controller Hub」(以下FCH)を使用することになる。そのチップセットとして用意されるのは「A75」と「A55」の2種類。上位の「A75」では、SATA3.0×6、USB 3.0×4をサポートするのが特徴だ。

新ソケット「Socket FM1」。ソケットの中心に空きスペースがある形は、往年の「Socket 754」を彷彿とさせる。リテンションは、ソケットを囲うプラスチックカバーがなくなりシンプルになったSATA3.0×6、USB 3.0×4、USB 2.0×10、PCI Express 2.0(x4)×1レーンをサポートするチップセット「AMD A75」。チップセットの機能だけでSATA3.0とUSB 3.0両方のインターフェースをサポートしている

 なお、AMD Aシリーズでは、プロセッサーに搭載される機能も大きく変わったことから、ソケット形状もこれまでとは互換性のない「Socket FM1」へと変更された。それに合わせてリテンションの形状も変更されているが、基本的にはSocket AM2/AM2+/AM3/AM3+のCPUクーラーをそのまま使うことができる。
 ちなみにマザーボードは上位の「A75」チップセット搭載モデルから選んでOK。安価なモデルなら5000円台からの購入が可能だ。

「AMD A75」チップセットを搭載したZOTAC製Socket FM1対応のMini-ITXマザーボード「A75ITX-A-E」。小型で強力なセカンドPCには最適の1枚だろう

組み込み向けとなる「AMD E」シリーズもアップデート

 組み込み向けとなるAMD Eシリーズもアップデートされているので確認しておこう。従来モデル「AMD E-350」の上位にあたる「AMD E-450」を搭載した製品が10月から発売されている。

Mini-ITXフォームファクターとなるASUSTeK製の「E45M1-I DELUXE」。DirectX 11対応の「Radeon HD 6320」によるVGA機能を搭載。I/O部の映像出力にはDVI-I/HDMIを備えている

 クロック周波数が1.65GHz(E-350は1.6GHz)、内蔵GPUがRadeon HD 6320(同Radeon HD 6310)、GPUクロックが508MHz(同492MHz)/最大600MHz、対応メモリーがDDR3-1333(同DDR-1066)と、それぞれ若干ながら機能向上が図られている。採用製品にはMini-ITXフォームファクターの製品も多く、小型PC向けには最適なプラットフォームとなる。

忘れちゃならない……
VIA初のデュアルコア「Nano X2」もあるよ

 かつてはオンボードCPUの代名詞となっていたVIA製のプロセッサー。最近ではめっきり見かける機会も減っているのだが、2011年10月にはファン待望(?)となるVIA初のデュアルコアCPU「Nano X2 U4025」を搭載した小型ベアボーンが登場している。自作系ニュースとしては押さえておきたいところだが、実用性と言う点では少なくとも初心者ユーザーにはオススメできない。

VIA初のデュアルコアCPU「Nano X2」プロセッサーを搭載するベアボーン。やっと出た!と思ったらベア形態でがっかりした人も多いかどうかは知らないが、VIAマニアにとってはビッグニュースとなったのは間違いない

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