CTIA WIRELESSレポートの3回目では、端末以外の展示を中心に見ていくことにしよう。展示会場でもっとも多いのは、アクセサリー関係のメーカーやディストリビューターのブース。やはりケースの展示が目立つ。
スマホのケース類はやはりiPhone用が中心
外付バッテリを内蔵するカバンまで登場
スマートフォン用ケースで多いのは、やはりiPhone 4/4S用。ユーザーが多いのはもちろん1機種のみで1年に一度しか変わらないiPhoneは、ケースメーカーには対応しやすい。そのほかでは、SamsungのGALAXY SやGALAXY NEXUS用が目立った。
もちろん、多数のスマートフォンに対応するところもある。ただ、iPhoneのカバーのみといったブースでは、数百種類のパターンの絵柄をそろえて展示しているようなブースもあり、その数の多さには驚くばかりだ。もっとも、中には、骸骨の絵柄など、日本人には、こんなもの使うのか? と思えるようなものも少ない。
また、ケース以外のアクセサリーでは、いくつかユニークなものがあった。たとえば「kudo」(http://www.kudocase.com/solar-ipad-case-with-hdmi-kudo-lilypad)というメーカーは太陽電池付きのiPadケースを出展していたが、テレビ接続用のHDMI出力コネクターに加え、他の機器を充電するためのUSBコネクターもあった。あまり大きな太陽電池ではなかったが、iPadを24時間で満充電にできるという。
また、バッテリーで有名なEnergizerの「iSurge」は、iPhoneの充電ドック付きのACタップ。充電用のUSBポートを持ち、3つのACアウトレットがあり、さらにライトまで内蔵している。背面に直接ACプラグが出ており、コンセントに直接差し込んで使うが、プラグ部分は回転するようになっていて、どのような向きでもiPhoneを立てて差し込めるようになっている。
このほか、機器を充電できる外付けバッテリーを内蔵したカバンもあった。内部に複数の充電用USBケーブルがあり、持ち歩く機器に電力を供給し続けることができる。単なるバッテリーとの組み合わせ商品でないのは、カバンに直接充電器を接続でき、中にあるバッテリーをいちいち取り出す必要がない点。ガジェットを多数持ち歩く人にはいいかもしれない。