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T教授の「戦略的衝動買い」 第193回

ただの腕時計を目指して“iPod nano腕時計化キット”を衝動買い

2012年05月24日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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DAPなので必ず「再生中」の画面が最優先で表示されてしまう
オススメは「設定」画面で、スリープモードに入ることだ

 iPod nanoは長時間駆動できるDAPが本来の商品であるから、余分なバッテリー消費を抑えるため、液晶画面の照度節減には極めて積極的な動きをする。そのため、普通の腕時計のように常時、現在時刻を表示させようとしても、ある一定時間が経過すると自動的に画面が真っ黒になってしまう。またそうしないと電池が1日も持たない使えない腕時計になってしまう。

どちらかと言えば、iWatchz ELEMETALにはデザイン的に似合わない

ミニーちゃんも可愛いが、デザイン的にはiWatchz ELEMETALにはミスマッチだ

 LEDを表示部分に採用したクラシカルなイメージの腕時計のなかには、時刻を見たいときに、任意のボタンを押したら一定時間だけ現在時刻が表示され、しばらくすると表示画面はまた真っ黒になる腕時計は多い。そのイメージは、iPod nano+iWatchz ELEMETALも同様だ。

最終的にiWatchz ELEMETAL用に筆者が選んだのはこの文字盤デザイン。いずれはDAPとしても使用したいが、その時はBluetoothのワイヤレス・イヤホンにしたい

パッケージに入れるとほとんど普通の腕時計としても通用しそうなオーソドックスな感じ

 音楽データをまったく同期していないiPod nanoなら、現在時刻を知りたくなったら、iPod nanoの「スリープ・スリープ解除ボタン」さえ押せば、約1秒で現在時刻を表示してくれる。しかし、iPod nanoを本来のDAPとしても使う場合、現在時刻を表示させようとスリープ中のiPod nano側面の「スリープ・スリープ解除ボタン」を押しても、必ず「再生中」の画面が最優先で表示されてしまう。

ニキシー管イメージの文字盤は、iWatchz ELEMETAL(右)でもMulti-Touch Watch Band(左)でも似合う文字盤デザインだ

2台しか持っていないので、何とも言えないが、iPod nanoは筐体カラーによって文字盤カラーも少し違うのかも

 現在時刻を知るためには、目的外のアイコンを何個かフリックしてパスして、やっと表示された「時計」アイコンをタッチして時計画面を表示することが必要になる。これは瞬時に腕時計を表示させて現在時刻を知りたいユーザーにとっては億劫な操作だ。

iWatchz ELEMETALに似合う、充電具合が見えるUSBケーブルも購入した

人間の目は周囲にあるモノに惑わされることが多いが、ほとんどiPod nanoとは気づかないまでにiWatchz ELEMETAL+nanoは周囲に溶け込んできた

 解決方法としてはいくつかあるが、一番簡単なのは、スリープモードに入る時には必ず「設定」画面で、スリープモードに入っておくことだ。時間が経って自然のスリープでも、積極的に「スリープ・スリープ解除ボタン」を押してスリープインしても構わない。そうしておけば、現在時刻を知りたい時に何時でも1秒で知ることができる。3日ほど毎日使ってみたが、「iPod nano+iWatchz ELEMETAL」は価格的には2万円以下。国産の普及帯の価格ではあるが、意外と使える腕時計だ。


T教授

今回の衝動買い

アイテム:「iPod nano 8GB+iWatchz ELEMETAL」
価格:秋葉原クレバリーにて7600円(iWatchz ELEMETAL)で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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