つややかで優しい印象のデザイン
直販モデル限定「ナイトブルー」
つややかなボディで、トップカバーからパームレストまで統一されたカラーリングのモデルだ。カラーバリエーションは、店頭販売モデルとしてシャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッドの3色が用意されており、直販モデル限定カラーとしてはナイトブルーが用意されている。試用機は、このナイトブルーのモデルだ。
富士通 WEB MARTで公開されている写真ではかなり明るい色に見えるが、実物を見るとナイトブルーというカラーネームに納得できる落ち着いた色合いだ。青というよりは濃紺というほうがよいだろう。光が強くあたると青く、暗い部屋だとほとんど黒に見えるような色だ。なかなか渋い色合いで、男性が持っても違和感はなく、職場などで利用してもシックリとくるだろう。
トップカバーだけでなく、パームレストも同じカラーだ。さらにキーボードの側面も同系色で塗られた「サイドカラーキー」となっており、統一感があるうえキーを識別しやすい。また全体的に角を丸めた優しいラインのデザインであるため、鮮やかなカラーの割には自己主張が強すぎず、家庭でリビングなどに置いてもなじみがよさそうな印象を受ける。
テンキーとスクロールパッド搭載で
使いやすさは抜群
キーボードはアイソレーションタイプを採用しており、テンキーも搭載している。キーピッチは約18.4mmで、キーストロークは約2mmで、文字入力は快適だ。テンキーは完全に独立した配置となっており、テンキーとEnterキーの間に隙間があることで、文字入力も数字入力もしやすい。キータッチは柔らかめで、中央部を強めに押すと全体が沈み込むような感覚がある。
タッチパッドはパームレストと一体化した構造だ。カラーや素材がひとつながりになっていることで、まとまった印象になっている。クリックボタンは左右分離型で、押した時にカチッと手応えのあるタイプだ。
タッチパッドの隣にある円形のパッドは、円を描くように指を滑らせると画面スクロールができる、スクロール専用パッドだ。AHシリーズでは以前から搭載されているもので、なかなか使いやすい。タッチパッドの縁でスクロールしようと思うと上から下、上から下と何度も指を動かさなくてはならないが、この専用パッドならばずっと指をくるくる回しているだけで、手軽に疲れずスクロールできる。縦長の読み物サイトなどを眺めながら使うのに最適だ。