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夢の「4K2K」はAVよりPCのほうが近かった!! 第2回

4K2KテレビとPCを接続! で、超高解像度でゲーム三昧!!

2012年05月22日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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やっぱり4K2Kの醍醐味はPCゲームでしょう!!

「ANNO2070」をプレイ。これだけ近くても目が疲れないのは4K2Kの緻密な映像だからだ

「ANNO2070」をプレイ。これだけ近くても目が疲れないのは4K2Kの緻密な映像だからだ

 静止画と動画の表示は制覇した。次はPCゲームだ。(家庭用ゲームは大好きだが)PCゲームには疎い筆者は知らなかったのだが、実はすでに発売中のPCゲームの多くが、4K2Kの表示自体は可能というのだ。

「ANNO2070」

2070年が舞台の都市シミュレーションゲーム「ANNO2070」。日本語マニュアル付き英語版は7000円

「フィアー3」

本格FPSながらホラー要素も満載の「フィアー3 日本語版」(8000円)

 たとえば、未来都市シミュレーションの「ANNO2070」と、ホラーFPSの「フィアー3」(いずれも日本語版の販売元はズー)。これらは解像度の設定で3840×2160ドットが選べるのはもちろん、ゲーム画面の表示も問題なく行なえた。

ちなみに、左のANNO2070の画面の赤い四角の部分を、ドットが見えるぐらいまで寄って撮影したのが右の写真。驚くほどキメの細かい画面だ

 一方で、「A列車で行こう9」(販売元はサイバーフロント)や「Need for Speed: SHIFT」(Electronic Arts)などは、解像度の指定はできるもののゲーム画面はチラつきが目立ち、色も変色していた。

 つまり、ほとんどのゲームは4K2K解像度の表示はできるものの、ゲーム画面がうまく表示されるかはゲームによる、ということ。ちなみに、上記はあくまでFire Pro V7900を使用した場合で、RADEON HDではうまく表示されたりされなかったりするケースもあるようなので、ゲームとグラフィックカード(とドライバー)の取り合わせでも異なる、ということだ。

 さて、55XS5を発売した東芝でもいろいろとPCゲームを試してみているようだ。これはぜひとも、開発陣にお会いして、一緒に4K2K時代のゲームについて大いに語り合ってみようということになり、急遽東芝本社へ伺うことにした。

東芝本社でゲームをしながら画質について語り合う筆者と開発陣

東芝本社でゲームをしながら画質について語り合う筆者と開発陣

 PC本体ごと持ち込んで伺った我々を出迎えてくれたのは、商品統括部 TV商品部 日本担当 参事の本村裕史さん、REGZAの画質チューニングを行なっているデジタルメディアグループ 映像システム技術担当 TV映像マイスタ アシスタントシニアマネージャーの住吉 肇さん、そして、テレビ技術の研究開発を行っているソフトウェア技術センター プラットフォーム開発部 第二担当 参事の西岡竜大さんの3人。

本村さんと画質について語り合う筆者

本村さんと画質について語り合う筆者

 開口一番でここまでの感激を伝えると、本村さんも「4K2Kテレビは、従来の高画質路線の延長上にある次のステップと考えていますが、4K2Kの高精細がもたらす新しい楽しみをもっと広げたいと思って、4K2Kアダプターを発売しました。これでPCと接続できるようになったわけですが、正直なところ想像以上でしたね」と、筆者と同様の感激を味わっているところだという。

 PCゲームの多くが4K2K表示に対応している理由は、ヘビーなゲーマーの間ではマルチディスプレー環境が一般化しつつあるため。例えばレースゲームの3面マルチ表示で側方の映像まで表示できるなど、表示エリアを拡大することでゲーム性をさらに高めるということもあるし、画面が大きいほどがプレイが楽しいし、より高精細さを満喫できることを知っているからだろう。

 PCゲームでは、オプション画面でグラフィックスの設定が細かく行なえるようになっており、PCのグラフィック性能に合わせて映像処理の負荷を減らしたり、解像度の設定ができる。

 55XS5と接続したPCのように、ディスプレー解像度が3840×2160ドットとなっていれば、割と多くのゲームで解像度を3840×2160ドットにすることができた。

 ここで筆者が持ち込んだPCでいくつかのゲームをプレイしてみた。まずはElectronic Artsのサッカーゲーム「FIFA Soccer 12」。4K2K表示では、緑の芝が極めて緻密、プレイ中のフィールド上の表示でも選手の表情がわかる。これはサッカー好きな人にはたまらないだろう。驚かされるのは、スタジアムや観客などもかなり作り込まれていて、天蓋部分がブラインドのように日光を遮断できるようになっている部分まで再現されたのには驚いた。

 「ここまで緻密なラインが細かく並んでいると、フルHDのモニターでは再現できずに薄いグレーになってしまいます。4K2Kクラスの解像度を意識してCGモデルを作っていますね。選手のユニフォームの派手な色も溶け合わずに鮮明に再現されているし、ゲームとは思えないリアルな描写です」(住吉さん)

 ハードウェア性能を要求する分、PCゲームは家庭用ゲーム機以上にモデリングが精密だということは知っていたが、それが4K2K表示で真価を発揮するレベルのクオリティーだということには驚いた。家庭用ゲームでやりこんだ「コールオブデューティ ブラックオプス」などを見てしまうと、もうフルHDではゲームしたくないとさえ思う。

 フルHDと4K2Kの一番の差は、ジャギーによるギザギザ感が極めて少なくなっていることだ。高精細になったことにより、ジャギー感はほとんどなくCG臭さがまるでないのだ。テクスチャー表示の緻密さなどはゲームによって差があるものの、本格的に作り込まれたものはまさに実写のような映像が表示される。

 面白かったのは、ハイポリのモデルを使って生成されたプリレンダのムービーシーンより、4K2Kでリアルタイムレンダリングされたゲーム画面の方が鮮明で美しいと感じたことだ。

 ムービーシーンは圧縮による乱れも多少あるし、アップコンバートで4K2K表示になるので粗が目立ちやすいのだろう。その点、リアルタイムレンダリングは非圧縮の映像データだから、鮮明そのものであるのは間違いない。ムービーよりもきれいなゲーム画面って!! ちょっと想像を超えた世界なのだ。

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