動きのある映像は壮観! 特にミクさんは……
静止画を堪能した後は動きのある絵、つまり動画も見てみたくなる。そこで前回制作した4K2Kの動画を再生してみる。
まず、Windows Media Playerで再生してみた。精細感はバッチリなのだが、若干ぎこちないというかパラパラした映像になる。これはグラフィックというよりはCPUの処理が追いついていない感じだ。
そこで、フリーソフトの「GOM Player」を試してみた。このソフトはデコードをマルチスレッド処理で行なえるため、マルチコアCPUならばスムーズな動画再生ができそう。実際に試してみると、確かによりスムーズな再生が行なえた。
最新鋭のテレビ技術の産物である4K2Kテレビを使って、こんなことをやっているのは(きっと)俺たちだけだ!! その熱い想いが抑えきれず、思わず暴走して「MMD」をインストールしてしまった。あくまで触りだけという感じで、初音ミクさんのモデリングデータとモーションデータを入れてみただけだが、やはり壮観な眺めであった。
4K2Kコンテンツの制作という点でも、MMDは有効なソフトと言えるだろう。ニコニコ動画でさまざまなコンテンツが制作されているし、これが4K2Kとなればきっともの凄い作品が作れるはず。もちろん、3DCGの4K2K動画となれば、レンダリングだけでも膨大な時間がかかることが予想される。
アップロードを考えるとエンコードも大変なことになるはず。予算はすでに青天井の領域に到達しているが、もの凄く挑戦してみたい気分になってしまうのは筆者だけだろうか?
詳しい人の説明によれば、MMDはフリーソフトでもあり、CPUなどの要求スペックもそれほど高くないという。それでいて、プレビューはリアルタイムレンダリングができ、プレビュー画面を独立して表示させれば全画面表示も可能。
さすがはリフレッシュレート60Hz表示だけに動きがスムーズ。4K2Kのレンダリングなので、ポリゴンの粗さも目立たない。時間に余裕があれば、背景データなども組み込んで表示してみたかったところだ。
今のところは、馬鹿らしさ全開の挑戦かもしれないが、きっと近い将来緻密にレンダリングされた4K2Kのグラフィックで、華麗なダンスを披露するミクさんの動画を目にすることになると確信している。
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