次期iOSでは、独自の3D地図サービスが登場する?
当たり前の話だが、次期iOSについて現時点で出ている情報はほとんどない。だが興味深いトピックがふたつほどあったので簡単に紹介しておこう。ひとつはWiredが報じているGoogle Mapsに関する情報だ。Wiredは、さらに9 to 5 Macの記事をベースにしており、Wall Street JournalのAll Things Digitalもこれを肯定するようなレポートを追加で報じている。
アップルが地図関連のベンダー3社を買収していることは、「アップル参戦! 「OpenStreetMap」をめぐる“地図戦争”」でも報じたとおりだ。上記メディアらの報道では、アップルでは次期iOSで“標準の地図サービス”としての「Google Maps」の利用を止め、独自の地図サービスの提供を開始する可能性が指摘されている。ここでは買収した3つの企業のうちの1社、C3 Technologiesによる3D表示での美麗な地図表示をサンプルとして紹介し、この技術が「Apple Maps」的なものに転用されるのではないかという考えだ。
実際、アップルはすでにiOS向けの「iPhoto」アプリの中でOpenStreetMapベースの地図サービスを提供しており、準備自体は着々と進めている可能性がある。iPhotoでの実装は不完全だが、もしアップルがiOSレベルで新しい地図機能を標準搭載するのであれば、少なくともユーザーをがっかりさせるものにはならないだろう。筆者としてもそうしたサプライズを期待したい。
