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いち早く第3世代Core i7搭載マシンのパフォーマンスをチェック!

Ivyの性能をとことん生かせる「Endeavor MR4300E」

2012年05月21日 15時15分更新

文● 星 紀明、写真●篠原孝志(パシャ)

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ISRTキットを選択すれば、高速・大容量の理想的なストレージに

 「Endeavor MR4300E」で、もうひとつ注目したいのは、ストレージの構成に「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」(以下、ISRT)を適用できるようになったことだ。ISRTとは、SSDとHDDの両方を搭載し、SSDをHDDのキャッシュとして用いることでストレージからの読み込み速度を高速化する技術。今回の試用機には40GBのSSDと500GBのHDDが併載されており、ISRTを拡張モードで設定済みだったが、体感的にはメインストレージにSSDを使っているのと遜色がないほどレスポンスが速い。OSの起動時間は約25秒と短く、電源を入れてからインターネットに接続できる状態になるまでの時間も1分とかからない。一方で、データの保存領域としてはHDDの空き容量をそのまま使え、容量面の不安も解消できる。HDDのみ搭載の場合と比べて価格はやや高くなってしまうが、ストレスを感じさせない速さは大きな魅力。本製品を購入するならぜひとも導入したいオプションだ。

試用機にはインテルのSSD 320(40GB)とシーゲートのHDD(500GB)が搭載されており、このSSDをHDDのキャッシュデバイスとしてISRTを構築してある

ISRTではSSDをキャッシュに回すため、ユーザーがデータを保存する領域としてSSDを利用することはできない。「コンピューター」上でもSSDはドライブとして見えず、HDDとその容量だけが表示される

 今回の試用機と全く同じ構成にした場合の価格は12万4740円(ハイスペックがお得!キャンペーン(6月4日17時まで)適用後の価格)で、特段リーズナブルというわけではないが、信頼性の高いパーツを使っていること、定評のあるアフターサービスがついていることを考えれば納得の値段と思える。何より、スリムで設置しやすい本体ながら、新世代CPUの高性能や新機能を余すところなく利用できる点は見逃せない。第3世代Core i7/i5をいち早く試したいユーザーは、チェックしておきたい1台だ。

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