5月9日、トレンドマイクロはWindowsに加え、MacOSもサポートした企業向け総合セキュリティソフトの新版「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ7.0」を発売した。管理者不在の小規模向けの統合セキュリティソフトで、ウイルス・スパイウェア、フィッシング詐欺、迷惑メールなどの対策、URLフィルタリングなどの機能を1つの製品で提供する。
新バージョンでは、Mac OSに対応。同社によると、Mac OSを利用している100人未満の企業においては、43.6%の企業がウイルス対策ソフトを導入しておらず、企業のシステムが標的型攻撃をはじめとした脅威に晒されているという。これに対して、ウイルスバスター ビジネスセキュリティ7.0では、ウイルス対策、スパイウェア対策、不正なWebサイトへのアクセスを防止するWebレピュテーション機能をMac OSに提供する。
また、クライアントやサーバーにインストールするエージェントを構成するモジュールを最適化し、エージェントの容量を軽減。メモリ使用量を約50%削減、OS起動時間を約14%削減し、動作の軽快さを実現したという。さらに、USBメモリやHDDなどのデバイスをクライアントに接続した際に、「アクセス権なし」「読み取り専用」などデバイスの利用を制御する機能を追加した。
ライセンス版の参考標準価格は、5~24ライセンスの場合6900円、25~49ライセンスの場合6800円。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制となる。パッケージ版の参考標準価格は、5ユーザーで2万7500円となる。