いよいよオンド・マルトノ・カフェへ。ご主人の尾茂さんが4ヵ月をかけて改装したというお店は、狭いながらも工夫が満載。なんとカウンターはオンド・マルトノの鍵盤が埋め込まれていて、天井に埋め込まれたスピーカーと真空管アンプで店内BGMを再生していた。
まず、本物のオンド・マルトノの音が聴けるというので、特別に来ていただいたオンディスト(オンド・マルトノ奏者をこう呼ぶ)Ayakoさんと共に、ショールームとなっているカフェの2階へ上がる。
オンド・マルトノは、微妙な押圧を受け付けるトゥッシュ(フランス語でtouche。英語でtouch)というボタンで音量を操作しながら、鍵盤かリボンで音程を取る。鍵盤も横に揺らすとビブラートがかかるのだ。実際にやってみると、テルミンよりはるかに音程が取りやすいし、トゥッシュの力加減で微妙な表現もできる。演奏動画はこちらをどうぞ。
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