パナソニックが、5月10日にレッツノートの新モデルを発表した。今回発表されたのは、15.6型液晶ディスプレーを搭載した「レッツノート B11」シリーズと、専用ジャケットが付属されている「レッツノート J10」シリーズの2ラインナップ。CPUが刷新されたり、ストレージが強化されるなど、パフォーマンスの向上が図られている。
確実な性能向上を実感できるレッツノート B11
15.6型液晶ながら、1920×1080ドット表示対応の高精細パネルを搭載するなど、実用性の高さが魅力の「レッツノート B11」は、CPUをインテルの第3世代Core iシリーズ「Core i7-3615QM」に刷新。動作クロック周波数は2.30GHz(インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は、3.30GHz)で、グラフィック性能を中心に、パフォーマンスが向上している。
また、新モデルではインターフェースの強化も施された。従来モデルでは、1ポートのみだったUSB 3.0ポートを2ポートに増加。加えて、USB充電設定ユーティリティに対応し、電源オフ時でも充電が可能となった。いざというとき、スマートフォンなど機器を充電できるのはうれしい。そのほか、直販モデルではBluetoothがv4.0に刷新されており、最新のBluetoothデバイスを利用できる。
基本性能は、メモリーを4GB搭載、ストレージがHDD 640GB、光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブを搭載している。Microsoft Officeを付属した「CF-B11YWHDR」(実勢価格20万円前後)と、Microsoft Officeを付属しない「CF-B11YWADR」(実勢価格17万5000円前後)の2モデルがある。
とんがったスペックをいち早く取り入れたレッツノート J10
一方の「レッツノート J10」は、専用ジャケットを付属するなど、コンパクトかつモバイル性を追及したシリーズ。「スタンダードモデル」では、従来モデルではHDD 250GBだったストレージを320GBに増加。また「ハイパフォーマンスモデル」では、CPUがCore i5-2450M(2.50GHz)に刷新され、処理能力の強化が図られている。なお、いずれも直販モデルではストレージにHDD1TBを選択可能だ。
基本性能は、スタンダードモデルは、CPUにCore i3-2350(2.30GHz)採用し、メモリーを4GB搭載。ディスプレーが10.1インチ(1366×768ドット)で、バッテリー駆動時間は約7.5時間となっている。また、ハイパフォーマンスモデルは、メモリーやディスプレーはスタンダードモデルと同様。CPUが刷新されたほかは、ストレージがSSD128GB。付属のバッテリーがLバッテリーとなっており、駆動時間は約12.5時間だ。実勢価格は、スタンダードモデルのMicrosoft Office付属版「CF-J10XYAHR」が14万5000円前後、Microsoft Office付属しない「CF-J10XYPHR」が12万円前後。ハイパフォーマンスモデルのMicrosoft Office付属版「CF-J10YYBHR」が19万5000円前後、Microsoft Office付属しない「CF-J10YYNHR」が17万円前後。