文字入力の精度は高い
メール送信可能な「音声エディタ」
音声でメモを入力できるアプリ。そのため機能の呼出しができないので×が並んでいるが、入力したメモをメールで送信可能だ。文字の認識精度は高く、句読点の「。」以外はスムーズに入力できる。
音声エディタ 1.3.0
作者:isana.net, inc.
価格:patorash
長文は後半が心配だが多機能
「しゃべランチャーPlus」
ホーム画面にウィジェットを貼り、そこからすぐに使える。呼び出せる機能も多い。メールは宛先の「佐藤一郎」を最初に呼び、その後「件名」「本文」と入力していく。問題は本文の入力で、前半はきれいに認識されるのだが、後半の文章になると誤変換されることが多い。とはいえ軽く修正すればよいレベルだ。
電話の呼出しでは、電話画面になるもののそのまま自動的にかけることはなく、その点もしゃべってコンシェルと同じく配慮がなされている。
予定の追加はできないが確認は可能。面白いのが「カレンダー」と言うと、GALAXY S II LTE標準のカレンダーを呼出し、「スケジュール」と言うとドコモ製アプリのスケジュールが起動する。ただし「予定」などの言い方ではどちらも呼び出せない。
検索機能があるので、ルート検索と天気予報はブラウザーから可能だ。メールの読み上げ機能も無いが、Gmailを呼び出して受信トレイを表示することはできる。
機能の呼出しでは「カメラ」「音楽」と呼べば起動するが、「カメラ起動」という風に余計な言葉をつけると起動ができなくなるので、少々融通が利かない印象。またアラームの設定も「時計」と言う必要がある。
しゃべランチャーPlus 6.9
作者:ack-sys
価格:100円
メールの入力は音声メインでもOK
機能絞ったほうがわかりやすい?
文字の入力では予想外にスムーズにいくものが多く、Siriはもちろん、他のアプリもメールやメモの入力では十分使えるという印象だ。入力内容はほぼ完璧で、間違いがあったときも手動で入力し直すより、もう一度言い直したほうが手っ取り早そう。
本連載ではフリック入力や手書き入力の速度チェックをしてきたが、タッチが苦手という人には音声入力を積極的に勧めてもよさそうだ。ただし周りに人がいると使いにくいという弱点がある。またSiriやしゃべってコンシェル、しゃべランチャーは機能が多いだけに、使い方をマスターするにはちょっと時間がかかり、戸惑うこともある。
また、言葉の選び方もポイントでしばらく使わないとスムーズに操作できないこともある。むしろGoogle音声入力のように機能を絞っていたほうが、スマートフォンを使い始めたばかりの人にはわかりやすいだろう。最初でも触れたとおり、音声入力のアプリを何本か入れて併用してもいいので、シンプルなものを試しつつ音声入力の範囲を広げていくと、便利に使えるはずだ。
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