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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第20回

スマホと連動して近未来アクションが楽しめる「SmartWatch MN2」

2012年05月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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設定はペアリングさせて機能を追加していくだけ

 本体の操作は、フリックで画面を切り替えることが主で、スマホの操作と変わりない。そもそも、Bluetooth経由でスマホと接続されているため、ほとんどAndroidを触っている感覚に近い。設定方法は、「LiveWareマネージャ」をインストールして(大半のXperiaにはプリインストールされている)、SmartWatch MN2と端末をペアリングさせる。それから画面に従って「SmartWatch」をインストール。あとは好みの機能を追加していくだけとカンタンだ。

 SmartWatch MN2側ではウィジェットとアプリ一覧の表示が可能で、ウィジェットには時計やカレンダー、Twitterのタイムラインなどを表示できる。アプリ一覧からは端末側同様に対応アプリを操作できる。違う点は、アプリ自体は端末側にあるということくらいだが、それもほとんど意識しないレベルなので、ちょっと先の操作環境っぽくて楽しい。

アプリ一覧の画面。追加したアプリは画面を切り替えて確認。ホーム画面と思えばいい

Twitterを開いてみたところ。ツイートの一部が表示される。表示するフォロワーを選べるため、ニュース系アカウントや追いかけたいアカウントを設定しておくと良いだろう

返信やリツイートを「SmartWatch MN2」からできる。本体に該当ツイートを表示させることも可能だ

 実際の使い方で多いのは、ウィジェットで時計として運用しつつ、用途に応じて、トグルスイッチのオフや電話、メールのチェック。今ではすっかり食事のとき、テーブルにスマホを置くスタイルが定着したが、その必要なく、手元で確認できるため、テーブルの狭いカフェでは重宝している。

 アプリの追加は、SmartWatchアプリ上からGoogle playを通じて行なえる。簡単なゲームからトグルスイッチ系まで徐々に増えてきており、筆者の場合だと、「Phone Search」や「StatusView」、「VFinder」、「Pick AppWidget」を愛用している。

SmartWatchアプリを開いたところ。好きに機能を追加できる

Google Playで対応アプリを検索できる

追加したアプリは有効にすることで、本体側に表示されるようになる

 Phone Searchはスマホから音を出すだけのものだが、平素から室内ですら行方不明になりやすいスマホをあっさりと発見できるのが強み。StatusViewはスマホのステータスチェックに、VFinderはスマホのカメラのプレビューをSmartWatch MN2で確認してシャッターが切れるというもの。フレームレートは低めだが、スパイ気分で楽しい。

Phone Searchはタップすると、スマホから音が鳴り響く。マナーモードに設定していても関係なく鳴るので、部屋で見失っても安心!

カメラを遠隔操作できるVFinder。反応がやや鈍いためシャッターチャンスには弱いのだが、スパイ気分になれる

追加したアプリは写真のように随時表示される

 そして、お気に入りはPick AppWidget。端末用のウィジェットを登録できるというもので、時計ウィジェットをそのまま表示したり、一部ウィジェットであれば機能をそのまま利用できる。複雑な、たとえば複数のトグルスイッチがあるようなウィジェットには非対応だが、タップするだけで特定の機能が働くものや表示系ウィジェットはだいたい動作するのだ。

Pick AppWidgetでウィジェットを選んで表示したところ。表示中のアプリは「プチウィジェットマナー猫」。タップするとマナーモードに切り替えるだけのアプリだが、ちゃんと動作した

Pick AppWidgetに「LED Light」を登録すると、遠隔操作でLEDを点灯させることができる

こちらは「電力の使用状況ウィジェット」を表示しているところ。意外とコレは便利だ

スマホ遠隔端末はこれから伸びるジャンルだ!

 SmartWatch MN2は、二世代目にあたるが、日本で発売当初から販売されたのはこちらのモデルからなので、スマホの普及率から考えるとSmartWatch MN2から、日本での新しいスマホスタイルを提案したといってもいいだろう。アプリによる機能拡張ができる数はまだ少ないが確実に増えているし、常にスマホを見ている状態から解放されやすいのも魅力だ。公式ではXperiaシリーズのみの対応となっているが、実際にはほかの端末でもだいたい動作するようだ。個人的にはスクエアデザインのみならず、長方形で常時RSS情報を表示するような形状もお願いしたい。近未来的な操作を味わってみたいのならレッツ購入だ。

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筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター、たまにフォトグラファー。


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