写真管理/簡易編集アプリ「iPhoto」は
Retinaディスプレーがよく似合う
新iPadの発表に合わせて、アップルからリリースが開始された写真管理/簡易編集アプリ「iPhoto」(450円)。新iPadの最大の魅力であるRetinaディスプレーを活かせるアプリの代表といってもいい。
第1回レビューでも記述したように、個体差かパネルメーカーの違いなのか、原因不明の発色傾向のバラツキがあるにしても、新iPadはsRGBの色域をほぼカバーしている。このため、写真を表示させる際の条件などを意識せずに色味を変えられる点が大きく、細かい点抜きに写真を楽しくいじれてしまう。その回答のひとつとしてあるのがiPhotoだ。
PC用など写真編集ツールと比較すると、レイヤー機能がない点が大きく違う。機能としては明るさ調整やホワイトバランス、タップによる彩度変更や赤目補正、もちろんトリミング機能も備えている。フィルターには写真アプリによくあるレトロ調のものが多いが、ピンチなどで効果度合いを変更できるため、より直感的に画像加工を楽しめる。「Adobe Photoshop Touch」(850円)に慣れている人の場合、やや機能不足に感じるだろうが、ステップアップとして写真加工を試してみたいなら、iPhotoは十分すぎる性能を備えている(そういえば、Adobe Photoshop TouchのRetina対応はまだだろうか?)。実際に流れで確認してみよう。
iPhoto | |||
---|---|---|---|
価格 | 450円 | 作者 | Apple |
バージョン | 1.0.1 | ファイル容量 | 112.6MB |
カテゴリー | 写真/ビデオ | ユーザーの評価 | (4) |
対応デバイス | iPhone 4以降、iPad 2以降 | 対応OS | iOS 5.1以降 |
Adobe Photoshop Touch | |||
---|---|---|---|
価格 | 850円 | 作者 | Adobe Systems |
バージョン | 1.1.0 | ファイル容量 | 50.2MB |
カテゴリー | 写真/ビデオ | ユーザーの評価 | (3.5) |
対応デバイス | iPad 2以降 | 対応OS | iOS 5.0以降 |
筆者紹介――林 佑樹
フリーランスの編集・ライター、ときどきフォトグラファー。PCからスマホ、家電、生活雑貨、ゲームなど、よく分からないけど、いろいろやれる体になった。なんだかんだで、iPadレビューは3年連続。
新iPadをゲットしたら、真っ先にインストールしてほしいアプリは「e国宝」。ステキな時間泥棒アプリだ。
新iPadのスペック | |||
---|---|---|---|
Wi-Fiモデル | Wi-Fi+4Gモデル | ||
ディスプレー (解像度) |
9.7型IPS液晶(2048×1536ドット/264ppi) Retinaディスプレー/マルチタッチ/LEDバックライト/耐指紋性撥油コーティング |
||
CPU | Apple A5X(1GHz) | ||
グラフィックス機能 | PowerVR SGX543MP4 | ||
メモリー | 1GB | ||
ストレージ サイズ |
16/32/64GB | ||
LTE | ― | 4G LTE(700MHz、2.1GHz)、米国とカナダのみ | |
3G通信 | ― | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA、GSM/EDGE | |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n | ||
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | ||
カメラ機能 | 前面:iSightカメラ/5メガピクセル(1080p HD) 背面:FaceTimeカメラ/VGA画質の静止画とビデオ(最大30fps) |
||
センサー | 加速度センサー/環境光センサー/ジャイロスコープ | ||
位置情報 | Wi-Fi/デジタルコンパス | Wi-Fi/デジタルコンパス/Assisted GPS/携帯電話通信 | |
バッテリー 駆動時間 |
無線LAN 利用時 |
最大10時間 | |
3G回線 利用時 |
― | 最大9時間 | |
本体サイズ | 幅185.7×厚さ9.4×高さ241.2mm | ||
重量 | 652g | 662g |
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