このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

桂ァ!いま写真何枚ィ!? ニコニコ超会議2012 まとめレポート 第9回

けいおす! ニコニコ超会議を“ロックフェス”として楽しんだ

2012年04月30日 17時51分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「THE VOC@LOiD 超 M@STER20」

キャプテンミライと野本かりあの新ユニット、エスエフの1stEP「Sing Future」を超ボーマスで先行販売。なんとブースにはカアリイ(野本かりあ)も来ていた! なんで? と聞いたら「だってユニットだから」とのこと。なるほど。

 今回は併設イベントとして「THE VOC@LOiD 超 M@STER20」、略して超ボーマスも同時開催された。ちょうど、このスペースの隣のホール7に「超ボカロPライブ LET'S GROOVE」のステージがあるため、そこから見ると巨大な物販コーナーのようにも見える。

 8ホール全区画を占有する広大なスペースで展開しているため、長い待機列、渋滞する場内、血相変えて札ビラ切りまくる客……というイメージはなく、のんびりと各ブースを回れる状態。なんて言いつつ私は、レギュラーのボーマスに行ったことがないので、ボカロPライブ「ドキ生」の主催でおなじみ、にいとPことアカサコフさんに普段はどうなのか聞いてみた。

 「普段はもっと混雑していますよ。ブースの間隔ももっと狭いし。今日は普段ボーマスに行かないような人が、超会議のついでに覗いてみたという感じじゃないですか」

 なるほど、それは正しく私のことです。

 ところでドキ生は、昨年感動の2デイズをもってファイナルを迎え、その後の新イベントに向けてアカサコフさんは充電期間に入っているわけです。が、「友達の企画の一コマを担当することになった」らしく、5月12日に東京は吉祥寺で「DreamCastTV P-LIVE SP」という、ボカロPライブが。今回のウリは、あのDixie Flatlineさんが、BaguettesEnsembleの一員として初出演すること。これは見逃せませんな。

超ボーマス会場でも「DreamCastTV P-LIVE SP」チケットが売られていた

DreamCastTV P-LIVE SP

2012年5月12日(土) 吉祥寺CLUB SEATA
15:30開場/16:30開演
2500円 + 1ドリンク500円
http://www.allusion-tokyo.com/dctv/

出演:【あらいやかしこ】梨本うい、KMT、taroO / 【古川本舗&BaguettesEnsemble】古川本舗、和田たけあき(くらげP)、ちびた、いち、daji、max、Dixie Flatline / 【JellyFish】和田たけあき(くらげP)、二村学(nim)、平井ミエ、トルル、最後らへんのシ者(support)、VJ YumaSaito / 【Hollow】buzzG、みきとP、Kei Nakamura、ゆーまお、takuyakakawai / 【Polyphonic Branch】トモヤ(ぽりふぉ)、諷花、道上いづみ、細川直人、田代貴之

 ニコニコ超会議に関しては様々な評価があるのだとは思うが、私にとっては巨大な学園祭的音楽イベントだった。素人がレイアウトした雑誌のようなブース割りには正直面食らったが、それよりプロもアマチュアも同じフロアに立って演奏すること、下手をするとアマチュアのほうが高いところからデカイ音を出しているという、この事態が面白い。今回はノーチェックだったが、これに自作楽器系の展示や、フードコードの食べ物なんかをプラスすれば、もっと楽しめたのかもしれない。そして思ったよりアルパカが大きかった。

超ボーマスのスペースには、プチライブスペースがあって、屋内に設けられた路上ライブコーナーのようなことになっていたが、会場を出ても路上ライブをやっている人がいた@海浜幕張駅前



著者紹介――四本淑三

 1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン