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NVIDIA、ツインKeplerのグラボ GeForce GTX 690を発表

2012年04月29日 13時44分更新

文● ASCII.jp編集部

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GeForce GTX 690

 NVIDIAは29日、上海で開催中のゲーマー向けイベント「GEFORCE LAN/NVIDIA Game Festival 2012」にて、ウルトラハイエンドのグラフィックスカード「GeForce GTX 690」を発表した。

GeForce GTX 690。2基のGPU上に大きなヒートシンクが付き、中央に「AXIAL Fan」と呼ばれる冷却ファンがある。フレームはアルミ合金製とのこと

 GeForce GTX 690は、1枚のカード上に28nmプロセスで製造された2つの「Kepler」コアGPUを搭載したグラフィックスカードである。1枚のカードでSLI構成を実現するウルトラハイエンド製品である。実装されたCUDAコア数は3072個とされ、ちょうど「GeForce GTX 680」の2倍に当たる。

2個のKelperコアを搭載

 発表の講演では、カードの消費電力は300Wと発言されていたので、GTX 680をやや動作周波数を落として動作させているのではないかと思われる。超高解像度環境や、「NVIDIA Surround」マルチディスプレー環境では、GTX 680の倍のフレームレートを実現可能という。

 カードそのもの冷却機構やデザインも凝ったものだ。カード左右に配置された2つのGPU上には、「Dual vapor chamber」と呼ばれるヒートシンクを置き、その中央に冷却ファンが装備されている。筐体全体を覆うフレームはアルミニウム合金製、ファンのハウジング部分はマグネシウム合金製で、放熱効率と振動の抑制を実現している。

アルミ合金製のフレームを採用

カード上部にはLEDで光るロゴマークが

 気になる発売時期と価格だが、プレスリリースによれば5月3日から数量限定で、5月7日からは広範囲に出荷されるとあり、価格は999ドル(約7万9920円)と想定されている。ASUSTeKにEVGA、Gainward、Galaxy、Gigabyte、Inno3D、MSI、Palit、Zotacなどの主要グラフィックスカードベンダーから製品が登場する予定である。

GTX 690の2枚差しによるクアッドSLI構成も可能

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