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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第40回

スマホ用タッチペンはどれくらい使える? 6製品を集めた

2012年05月01日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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細かい文字を書けるのはJot
ゴム系も意外な書きやすさ

 まずは手書き文字を比較。「あした」「アシタ」「明日」と書いていく。最初の「あした」はなるべく小さく書くように心がけた。まず書きやすさではJotとGALAXY NoteのSペンが実に滑らかな書き心地で、小さな字も書ける印象だ。Jotはペンのサイズもあって通常のボールペンなどの書き方に近い。ディスク部分が気になるかと思ったが、とくにそんなことはなかった。Sペンはさらに小さな字も、丁寧に操作すれば書けた。

  Jot Pro Touch Wand D-type ストラップ付タッチペン iCrayon LUMIX Phone専用タッチペン PDA-
PEN
GALAXY Note ARROWS Kiss
文字入力

 Touch Wandや先端部がゴムのペンは、ペン先が隠れてしまい、細かい字を書くのは不得意だ。たくさんメモを書き連ねていくには不安だが、一言二言画面にサッと書くくらいなら十分こなせる。ソフトバンクのストラップ付タッチペンは手に持つ部分が短く、どうしても長く使うには疲れてしまう。逆にPDA-PENは持ち手が太く握りやすいが、こちらもペン先が隠れてしまい、細かい文字を書くのは難しい。

左がJotで、右がGALAXY Note。ともに比較的キレイに文字が書ける

 iCrayonは意外なほど細かい字が書ける。見た目はペン先が太いものの、丸型ゴムのように書く場所をあまり隠さないのもよい。ただし書く際に先端部分の押し加減が難しい印象だ。LUMIX Phone専用タッチペンは、GALAXY S II WiMAXや104SHでは反応しないため、ARROWS Kissを使った。対応端末ではないためか、ぎこちない反応できれいに字を書くことや小さい字は難しい。

iCrayonもペン先の太さの割には文字が書きやすかった

 そのARROWS Kissタッチペンは、手描きのイラストなどに向いているのか、文字の書き心地はイマイチ。反応がもう少しスムーズだとよいのだが。サッと書くのではなく丁寧にゆっくり書く必要がある。またJotとGALAXY NoteのSペン以外は、画面の端で書くのは苦手で、なるべく文字は画面中央で書くと反応がスムーズだ。

PDFに修正の指摘を入れる
やはり2本のペンが抜群

 PDFの校正では「○」「×」と「矢印」「アンダーライン(二重線)」、さらに画数の多い文字の書きこみを行う。ここでもJotが書きやすく、自分で思った通りに書き込みができた印象だ。スマートフォンを指で操作するだけでは、あまり大きな字を書けず、文字と文字の間にアンダーラインを引くのも一苦労だが、Jotはその不安が無い。

  Jot Pro Touch Wand D-type ストラップ付タッチペン iCrayon LUMIX Phone専用タッチペン PDA-
PEN
GALAXY Note ARROWS Kiss
PDF修正

 ただしそれ以上に書き込みがしやすかったのは、やはりGALAXY NoteのSペンだ。これはGALAXY Noteの画面の大きさもあったが、Jotよりも小さな字を書ける。画数が多くても心配がない。

 Touch Wandはペン先の太さが、アンダーラインのずれにつながったが健闘している印象だ。PDA-PENは手書き文字のテストのときよりも、反応が良い印象だ。細かい字を書くのはどうしても難しいが、アンダーラインの位置など、書きたい場所できちんと反応している。ARROWS Kissのタッチペンは端末に付属するものなのに反応にイマイチな部分があり、表では△とした。

左がJotで、右がARROWS Kiss。ARROWS Kissのペンはお絵描き用が前提なのか、基本的には文字が書きにくかった

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