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超便利なモバイルプロジェクター「QUMI Q2」を使い倒してみた! 第1回

プレゼンがノートパソコン要らずに!? 単体でのOfficeファイル投影も!

1人1台必須!? 仕事で超使えるモバイルプロジェクター「QUMI Q2」

2012年06月06日 11時00分更新

文● 外村克也

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「QUMI Q2」本体上部の青い光は操作ボタンだ

速い! 明るい! つなぎやすい!

 編集部が用意してくれた「QUMI Q2」を、借りたその場で箱から出し、そのままノートパソコンにつないで映してみることにした。結論からいうと、300ルーメンでもまったく問題なし。それどころか、LEDならではの魅力が存分に感じられた。

 まず、電源スイッチを入れてから投影を始めるまでが異常に速い

 既存のランプを搭載する一般的なプロジェクターは、投影前にランプを暖める必要がある。この時間は機種によってさまざまだが、ひと会話できるほどの時間が要ることも。その点、光源がLEDの「QUMI Q2」は暖機要らずなので、わずか数秒でノートパソコンのデスクトップが壁面に映し出された。

 コンセントを挿したら間髪入れず電源ON。手近な壁面に即投影して、手早くピントを合わせる――このテンポの良さは、重要な打ち合わせで威力を発揮するはず。最初の印象がよければ、話もはずむというものだ。

手持ちのウルトラブックにはD-Sub15ピンが未装備。代わりにHDMI端子が付いているので、「QUMI Q2」付属のミニHDMI-HDMIケーブルでつなぐ。VGAケーブルも付属しているので、当然D-Sub15ピンにも対応可能

「QUMI Q2」の付属ケーブル一覧。ちなみに、画像に写っているすべてを足しても1kg未満という軽量ぶりだ

 そして壁面に映し出された画質にも驚いた。ASCII.jp編集部の打ち合わせスペースは窓が大きくて日中はとても明るいのだが、ブラインドカーテンを閉める程度で十分視認できる。LEDということで結構な不安を感じていたのだが、無駄な心配だった。それどころか、室内照明を落とすのが当たり前だった一昔前のプロジェクターとは一線を画す明るさだ。はっきり言って、これは使える!

 ビジネス用途では、画質についてそれほど追求する必要はないのだけれど、「QUMI Q2」はその点もぬかりない。「MSゴシック」などのクリアタイプではないフォントだと、ジャギー感がわかってしまうほど、くっきりハッキリ見えるのだ。また、ピント合わせも本体側面のダイヤルで簡単に調整できる。

標準解像度のWXGA(1280×800ドット)。ノートパソコンからの投影ならたいがい事足りる解像度だろう

1mからの投影で30V型テレビと同等に。小会議室ならこの程度の大きさがちょうどいい

 さすがに写真の1ドット単位を視認するには照明を落とさないと難しいけれど、文字と簡単な図が主体のパワポならば、まったく気にする問題ではない。

 その日はたまたま会議室での打ち合わせがあったので、「QUMI Q2」とノートパソコンを小脇に抱えて別室へ。やはり小さくて軽いと、こまめな移動が多い場合でも身軽に対応できるので便利だ。

 さて、別の会議室であらためてプロジェクターを使おうかというところで、ノートパソコンのバッテリーは残りわずか。そこで「QUMI Q2」の、もう1つ気になっていた機能を試すことにした。

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