サイズは大きくスタミナはやや低め
本体サイズは約 幅108×奥行き23×高さ68mmと、見た目こそ一般的なスマートフォンサイズ。厚みが23mmとかなりあるため大きい印象を受ける。重量は約193gあり、手に持つとズシリとした重さを感じるレベル。胸ポケットに収納できるサイズだが、ちょっとためらってしまう。
イメージとしては小型のデジカメに近いと言ったところだろうか。そのため、ポケットではなくカバンやハンドバッグなどの中に入れて使うのが現実的である。
この重さなのでバッテリーが大きいのかと思ったのだが、バッテリー容量は約1880mAhと標準クラス。連続通信時間はLTE接続で約4時間と毎日充電するスタイルであれば足りなくなることはないだろうが、モバイルルーターとしてはあまり長い方ではない。
BF-01Dの通信速度をチェック
続いて、実際にBF-01DとノートPCを用いた通信速度をレポートしよう。利用したノートPCは「FMV LOOX U/C40(ATOM Z530-1.6GHz)」で、計測場所はいずれも東京23区内西部で、平日の日中に行なっている。
結果を見るとさすがXi端末。上記はすべてXiエリア内での測定だが、通信条件が良好であれば7~8Mbpsくらいの速度が出ており、駅周辺では10Mbpsを超えることもあった。また、悪条件下のビル谷間でもLTE接続を維持したまま通信できたので、通信感度もなかなか優れていると感じた。
大きさと重さはマイナスだが機能充実ぶりがセールスポイント
BF-01Dはコンパクトさやスタミナで見ると今ひとつといった感が否めないが、Personal Media eXchangeとストレージを使った各種サービス、公衆無線LAN対応、有線LAN端子での汎用性の高さなど、機能面ではなかなかの多機能ぶりで、モバイルルーターを骨の髄までしゃぶり尽くすユーザーには使いでのある製品である。
こう書くと上級者向けと取られるかもしれないが、AOSSによるお手軽接続設定やホームユースを意識した設定ツールなど、初心者への配慮も施されているので万人向けのモバイルルーターとなっているので安心してほしい。
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